見出し画像

ドイツのこと〜恋バナ⑤

どうしよう?どうしよう?どうしよう?

若き日のオトメであった20代の私は悩んだ。

今夜の彼の態度、、、どう考えても彼は私に気がある??


まあ、若かったんだなあ、すっかり舞い上がってしまったオトメは

そわそわどきどき、それに続く1週間を過ごした。時はファッシング休暇中

大学はお休み。休みが明けて〜次に彼と顔を合わせる授業はと言うと、、、

なんと奇しくも2月14日!これは運命だ!運命のヴァレンタインデー!


どうしよう、どうしようと寮の自室で一人悶々と想定問答を繰り返して

いたところ、友人から電話がかかってきた。

これはファッシングスバルのあの夜、途中まで一緒だったのに

ドリンク取りに行って帰ってこなかったあの女の子だ。


「あやこちゃーん、ごめんねー、あの日、急にいなくなっちゃって。

あのね、実はあの時、みんなの分、ドリンクを買おうと思って並んでいたら

知らない男の子に声かけられちゃってえー、それでその子と仲良くなって

ずっと一緒にいたの。あのね、その子、工学部の男の子なんだけど

とーってもフィーリングが合ってえ、でね、私たち、お付き合いすることに

なったのよ。今度紹介するね!」


えー!!なんと、そんな出逢いがあっていたとは、、、やっぱりファッシングス

バルってそう言うとこだったの???


、、、ってことはもしかして次は私の順番ってこと???


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?