NFT写真とフィルム写真の未来について考えてみる。 【NFT販売有】
こんにちは、北條です。
今回は「NFT写真とフィルムの未来」という壮大なテーマでお届けしたいと思います。ほぼ半日で書き上げたので、ロジックの破綻や思考が甘い部分があります。その点、ご理解ください。
この記事を読んでくださったみなさんが、それぞれの未来について思いを巡らせるきっかけになれば幸いです。
● 絶滅の危機に瀕したフィルム写真
デジタルカメラが普及したことで、フィルム写真を目にする機会は確実に減りました。フィルム独特のあの質感や色味が、世の中から消えつつあるのはとても悲しいです。
ィルム自体が無くなることはぼぼ無いと思われますが、フィルムを使う人が減れば減るほど、フィルム本体の価格および現像代は上昇し続けることが予想されます。(地方に住む筆者にとって、フィルムはもはや手の届かない存在になりました)
やはり時代の流れと共に、フィルム写真は姿を消してしまうのでしょうか?
このまま行けば、一部の限られた人だけがフィルムを扱える世の中が近づいています。
● NFT写真の出遅れ感
2023年1月3日の現在、いわゆるNFTアートが世界を席巻しています(少なくとも日本では)。現代アートの最先端としてNFTアートが取り上げられるほどの勢いで、その地位を確実なものとしました。
一方で、NFT写真の盛り上がりは微々たる状況です。どうしてここまでの差が生まれたのでしょうか?
考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
① 1枚あたりのコストがほぼ0円のデジタル写真(画像)をNFT化しても、その価値が伝わりにくい(=売れない)。
※ 写真が作品になるまでのプロセスや文脈は、(イラスト等と比べて)即座に理解されにくい。
② web2(SNS時代)で地位を築いた写真家が、わざわざweb3に行く必要がない。
③ 写真データをNFT化する価値がまだ理解されていない。
④ web3界隈にいる主な世代(若年層)は、デジタル写真に興味を示さない。(=イラストやジェネラティブアートメインのNFTアートに価値や共感を見い出す)
写真(Instagram)や動画(YouTube・TikTok)がメインコンテンツだったweb2から時代は変わり、イラストやキャラクターコンテンツが主流の時代へと変化しました。誤解を恐れずに言うと、写真というコンテンツは、(web3において)時代遅れになってしまったと言えるでしょう。
● NFT × 写真の未来像は?
NFTの未来に関しては、予想が付かない部分が多く未知数です。冬の時代と言われる今、そのまま減衰していく可能性すらあります。しかしながら、web3に足を踏み入れた筆者としては、NFTなどが再び盛り上がりを見せて、一般社会に実装されていくのを切に望んでいます。
それでは、NFT 写真の未来を予想してみましょう。
① NFT写真家によるDAOが誕生。日本の魅力を、写真を通して世界へ発信していくDAOができるかも?(色々な写真ジャンルのDAOはできるでしょう)
② 有名写真家がNFTへ参入し、市場を盛り上げる。
マクロな視点を持って世の中を見てみると、AIの進化によって、クリエイターの在り方は変化しつつあります。特に、ChatGPTやStable DiffusionなどのAIツールによって、ライターやイラストレーター等の在り方・働き方は劇的に変化すると思われます。
一方で、写真という、人間の主観をもとに実体を記録する機能を持つ媒体は、AIに代替されることなく残り続けると思われます(人間がシャッターを押し続ける限り)。もしかすると、人間が写すことこそに、写真の本質的価値が置かれるかもしれません。
つまり、合成や加工がしやすいデジタル写真の価値基準は、イラストレーターやAI生成によるデジタルデータに移行される一方で、比較的合成や加工が難しいフィルム写真が、再び勢いを取り戻す世界が訪れるかもしれません。
※ デジタル写真が無くなるわけではありません。しかし、ジャンルによっては、写真家の在り方も変わるでしょう。
※ AI(コンピューター)がフィルムらしい質感を再現できる日が来れば、また話が変わるかもしれません。
③ NFTフィルム写真が今後勢いを増す。
これが3つ目の(筆者の希望的)予想。次の章では、フィルム写真が復権する可能性をもう少し探ってみましょう。
● web3の世界観がフィルム業界を救う日
フィルム業界が勢いを無くした要因のひとつは、単純にそれを使う人々が減っていった点にあります。もしも、フィルムユーザーが現状よりも増え、業界が持続可能な商環境になったのなら、世の中にフィルム写真は残っていくでしょう。(レコードが今も残っているように)
その鍵を握るのは、web3の世界観ではないでしょうか?
web3の世界であれば、フィルムを残すという社会課題に対して、我々いちユーザーが参加できるのです。その世界には、いいねの数を競い合うweb2の空気感はもはや無く、ある目的に向かって手を取り合う協働が芽生えることでしょう。
これまで、ユーザーがフィルム写真を撮ることの難点は、コストの面(フィルムロール代・現像代・時間)にありました。それらのコストを、ある一定の経済圏内でまなかうことができれば、フィルム写真家は制作活動を続けることも可能になるはずです。
ちなみに、web3の主役はこれからの未来を担う若者です。若年層にとって、フィルム写真は古くて新しい存在です。彼らの琴線に触れるコンテンツとして、NFTフィルム写真は活路を見い出すかもしれません。(企業広告にもフィルム写真が再び採用され始めたり)
フィルムを後世に残そうとするDAOができるのは、時間の問題と思われます(もうできているかもしれません)
写真がデジタル化したことで、表現の自由度は増しました。しかしながら、その自由な発想と手法は、NFTアートへと受け継がれています。(絵画 → 写真 → NFTアートの流れ)
そもそも、写真は制限が多い媒体でした。フィルム写真は、さらに不自由度が高い媒体です(不確実性・偶然性があるのもフィルムの魅力)。だからこそ、デジタルでは表現しえない魅力を放ち続けていきます。
NFT写真の幕開けは、フィルム写真のルネサンスが鍵を握っている。
● NFTコレクション|blockchain with 35mm film. from japan
以上の仮説をもとに、NFTフィルム写真をOpenSea上で実験販売したいと思います。
NFT写真を広めたい、フィルム写真を再び盛り上げたい等々、想いに共感してくださる方はぜひご購入いただけますと幸いです。
筆者自身、フィルムで写真を撮ることは無くなりました。もし、NFTフィルム写真が今後広まれば、またフィルムで作品を撮って、フィルム業界に貢献できたらと思います。
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