vol.6 小さな会社のブランド戦略　part.1 使命感

こんちゃ！社員４人の小さな株式会社の取締役です！

我々の会社では県内にチラシを月に１０万枚単位でポスティングしております。

小さな会社だからこそ作れるチラシ、ブランド戦略を立てて
今では同業他社よりも反応率の良いチラシが出来上がっています。

例えばチラシを１０万枚配ったとして、１０００件中１件お問い合わせの連絡が来るとしたら１０万枚配れば１００件。１０００件中２件お問い合わせが来るとしたら２００件。

一件辺りの平均客単価が３万だった場合、

売り上げは１０００分の１なら３００万
１０００分の２なら６００万で売り上げに３００万もの差が出てくる計算になります。

これはあくまで例ですが、自社では小さい会社だからこそのブランド戦略を駆使して上記のような実績を上げていっています。

「ブランド」を作れば上手く行かせる事ができます。

「ファンを生む」「ブランドになる」は、小さな会社にと って決して難しいことではありません。ほんの少しの工夫で、実現可能です。

小さな会社がブランドらしく成長すると、その会社には 「引力」のようなものが備わってきます。そして、その引力は、 ファン (お客さま)、 スタッフ、お金、情報、チャンスなど、経営に必要なものを、会社に引き寄せてくれます。

たとえば、ブランドと呼ばれるくらいに研ぎ澄まされた経営をしている小さな会社には、その会社やお店の場所がどんなに悪くても、お客さまが、わざわざ向こうから探してきでくれます。 そのような会社は、営業をしなくても、 モノやサ ービスが売れていきます。 スタッフも、給料の額や、福利厚生などに関係なく、「ここで働かせてください。 一度、ここで働いてみたかったんです」 と、 向こうからドアを叩いてきてくれるのです。

まさに僕の経営しているカフェがそうです。

元々「そこで飲食店なんてやっていけない」と言われていた場所でした。夜人通りもなく明かりがついているのはウチだけで周りには飲食店がありません。

そんな場所でも５年近く経営出来ており（なんとかね。笑）わざわざ何度も足を運んでくださるお客さんが沢山いて、毎日楽しく営業しています。少しづつブランドが出来上がってきている実感が少なからずあるんですよね。まだ作り込んでいる所なんですが。

お金に関しても、同じことがいえます。値段が多少高くても、お客さまは喜んでその額を支払ってくれますし、経営に必要なものすべてが、「向こうから勝手にやってくる」というのが、ブランドと呼ばれるような会社の特徴です。
経営とは、見方を変えれば、「経営資源を集める」ということでもあります。この引力を手に入れることで 、小さな会社は、より効率的に経営に必要な資源を集めることができるわけですから、ブランドをつくれば、やはりビジネスは上手くいく可能性がグンと高まるのです。

◇では会社に「引力がある」「引力がない」という差は、 一体どこから生まれてくるのでしょうか。

その答えは、とてもシンプル。それは 「ミッション (使命感)」にあります。会社や経営者、そこで働くスタッフに「使命感があるか否か」が、最終的には「引力の有無」に関わってきます。

あなたの事業は「なぜ」「なんの為に」がはっきりしていますか？

会社の使命や、事業の存在理由をは っきりさせ、それを上手に(デザインも含め て)、 世間に伝えていくことは、小さな会社のブランディング上、欠かせない重要なプロセスです。

「生き方」と「働き方」を一致させる。

ミッションを持って働いている人たちがかっこよく見える理由は、一言でいえば「疲れていないから」です。僕自身これが一致せず仕事に苦しんでいた時期はお客さんが根付きにくかったです。

起業初心者にとっても「生き方」と「働き方」を一致させる事は特に重要かもしれません。「結果を出さなければ」と苦しんで事業をしていると長続きしません。

自信と信念も持てず、言葉に重みや迫力なく、使命感を伝える事が出来ず、事業の共感者（ファン）を作っていく事が出来ません。

共感者は自然と事業に必要な企業やお客さんを連れて来てくれるのです。
先ほども伝えた引力ですね。

自分の起こした事業と向き合ってください。

そして自分と向き合ってください。

自分が何のために、誰のために、事業を起こしているのか。

まずはこの部分をしっかり自分の生き方、使命を照らし合わせて自分の使命が果たせる働き方を見つけてください。

今回はブランド作りの核となる部分をお伝えしました。
ではpart.2ではもう少し具体的なテクニックなどをお伝えできればと思います！