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最底辺人間の自伝

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70年代生まれ。生活保護を受給している最底辺の人間です。現在父子家庭で中学生の息子を育てるうつ病患者の、今までの半生を記した自伝的小説、自伝的エッセイになります。
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#薬物

最底辺人間の自伝

まえがき体調に変化を感じ通院 うつ病と診断され、その後離婚、子供を引き取り辛い状態での育…

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第六十三話 薬との決別

職人を辞めて、水商売の世界に入る頃、私は薬物はだいぶ抑えるようになっていた。だが週に何回…

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第五十二話 続かない仕事

次の日私は仕事を休んでしまった。久しぶりにマリファナを吸ったのもあったし、仕事が嫌になっ…

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第五十一話 悪魔の誘惑

二日目の朝目を覚ますと起き上がることが出来ない。筋肉痛だった。全身の力を振り絞って起き上…

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第五十話 働くという事

18歳の冬、初めての一人での年越しだった。誰もいない部屋、今のように携帯電話が普及していな…

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第四十九話 飛んで上京

18歳の冬、私は廃人だった。薬物のやりすぎで幻覚も見えるような状態で、叫んだり暴れまわった…

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第四十八話 売人失格

売人には自分の商品を自分で食ってはいけないという暗黙のルールがある。とは言っても薬をやらない売人はいないので到底無理な話なのだが、商品に手を出し始めてしまうと取り返しがつかないことになってしまうのだ。 特に末端の売人だと自分で食ってしまった分の売り上げを詰めることがとても難しいのだ。私も売人になって1年半が過ぎて居た。年ももう18歳になっていた。兄貴分たちはもう20歳を過ぎていたので何をやるにもパクられないように気をつける必要があった。 私は先日姉の家に行って色々な話をし

第四十七話 チンピラのお仕事

私は最初に売人を始めた頃はどちらかというとカタギに近い感じであったが、自然と準構成員とい…

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第四十五話 ナンパに喧嘩

『喧嘩』は誰でも経験したことはあるのではないだろうか。夫婦喧嘩、兄弟喧嘩、親子喧嘩、友達…

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第四十四話 金と薬とそれに群がる人

なんだかんだと姉の家に1週間ほどいた私は薬もだいぶ抜けていて、ちょっとした禁断症状に陥っ…

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第四十二話 姉の出産

学校を辞めてから半年ほどが経ち、暦は暑い7月になっていた。 数年ぶりに姉からの電話。私が…

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第四十一話 売人の日常

16歳の頃の私、自分自身が若かったので、販売する相手も自然と若くなっていた。世代が近いと都…

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第四十話 売れる売人

自分が蒔いた種なのだが、短期間でいろいろなことが急激に変わった。本来組に所属すると事務所…

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第三十九話 売人になるまで

シンナーをやっている知り合いはいくらでもいた。だがその入手ルートは、ほとんどがヤクザがらみで、ヤクザ以外だと不良外国人が数人売人をやっているくらいだった。薬物の売はヤクザにとって重要な資金源であるため、それを荒らすような行為は絶対にやってはいけない行為であった。 私の薬物の入手ルートはいくつかあり、その一つでもあった○○組の売人とは顔なじみにもなっていて、組の幹部の人からも目をかけられて可愛がられていた。私が引っ越した所はその○○組のシマウチだったのである。 何日か考えた