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艶っぽくて美しい夜に。


昨日の夜、【覗き見喫茶】というイベントを開いた。

真夏の暑さで洋服がへばりついてくる、少しうっとおしい夜だ。

今回の主催というか、「よっしゃ!やろう!」とメインで動いていたのは3人。私・アクティビティーデザイナーきびちゃん・空間デザイナーのゆうちゃん。はじめましてから数回目で意気投合し、Facebookでグループができて意見(好み)交換を数週間重ねてきた。

私たちはきっと似ている。興奮したらまっしぐらに目的に対してイノシシのように突き進めていく。蔵前のカフェで初めて話した日から約1ヶ月後、まさか【覗き見喫茶】という謎の会を開くことになるとは。

その【覗き見喫茶】とはなんぞや。と聞かれたら、こう答える。

「SNSで覗き見していた人と会うための口実の会です。」と。

私たち3人もSNSを通して「なんか好き!」でつながった仲だ。すきすき言っててうっとおしいなと思われるかもしれないが、やっぱ直感でそう思って伝えたくなってしまうんだもの。しょうがない。それ以上でもそれ以下でもない。

そして、私たち3人の好きな世界観を作り込み、そこに一緒に居て、時間を共有してみたかった。それぞれの職種的にも空間というものに敏感で、情熱度も高かった。

あとはただたんにワクワクすることが好きなのだ。会いたい人には会いたいのだ。そう、結構わがままだ。

そして覗き見喫茶でつながった人たちとぞくぞくわくわくするものをつくりたい。好きな人の好きな人って自然と信用しやすいし、共通言語が用意されているような安心感がある。

そんな人たちが集まるんだ、楽しいしかないだろう。謎の会に謎の自信があった。楽しめる準備はOKかい?3週間前からぜんぜんOK状態だ。

さて、覗き見喫茶の会場というのがまた物語があるんだよ。

取り壊しが決定している空きビルだ。その一室で第1回目の覗き見喫茶をやることになった。

このRELABELの発起人のひとりである溝端さんの絶大な協力のもと、めちゃくちゃすんなりイベントの開催ができることに。熱量が高い時に「場所」のという大きな悩みが解消されるのだ。ラッキー以外のなにものでもない。

前置きが長くなったが、昨日のイベントの様子を見て欲しい。

写真は湿度写真というテーマで撮っているフォトグラファー、さどまちちゃん。作品も展示してくれたよ。

(朝からイベント準備をお手伝いしてくれた刺繍アーティストのおがわらちゃん、ありがとう…!)

覗き見喫茶のイメージが見事に凝縮されているロゴ。

デザインは細密画アーティストSAKIさん。当日もライブペイントのパフォーマンスをしてくださった。ペンの音が気持ちがいい。

建築学生のはるなつちゃんがテーブルランナーを手作りしてくれた。深いグリーンに上品な黒のレースが艶っぽい。

ディスプレイした空間はこんな感じ。

天井もぬかりないゆうちゃんのディスプレイ術。ゆうちゃんは脚立マスターだった。

いつも笑顔で『要約のプロ』、愛嬌のかたまりきびちゃん。

こんがり夏の日差しで焼けているEVERY DENIM山脇さん。昨日は狐とSETだった。

新作のデニムの展示も。デニムの色合い、濃さに色気を感じた。

覗きに来てくれた心が愉快な方たち。

準備中、開催中の写真・動画撮影をしてくれたMONAちゃん。

DJブースも渋い。後ろが襖とか、かっこいい。ディープハウス、テックハウス系DJのZIMAさん。


***

ざっくり、ぽってりとした時間が流れていた。

話をして、暑くなったらベランダに出て夜風にあたり、また部屋の中へ戻っていく。シンプルだけどとても濃い。

あっという間な3時間だった。

自分たちの作ったクセのある空間で、笑顔で話す人たち。

最高だな。

クセってなんかかっこ悪いとか恥ずかしいとか思いがちだし隠しておきたいところだけど、良い化学反応が起きることもあるな。と思った。

クセ、だしていこ。

2回目の覗き見喫茶も楽しみしかないな。

協力、参加してくれたみなさん本当に素敵な夜をありがとうございました。




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