ヒラタイカホノ

管理栄養士、恋愛オタク、ライター、エッセイスト。これまでの「ふつう」をもっと自分に都合…

ヒラタイカホノ

管理栄養士、恋愛オタク、ライター、エッセイスト。これまでの「ふつう」をもっと自分に都合よく書き換えて生きていこ。ananで書くことが夢。(記事掲載サイト➳googirl・ハウコレ)

最近の記事

人はないものねだりをする生き物だから、夢が叶った後でもあの頃が恋しくなったりする。 もっとあの瞬間を楽しんで、もっとあの人を愛せばよかったって。搾り取れないくらいにいまを目一杯味わい尽くさなきゃね。こんなに遠くまで来てしまったと思う日が来ても、自分が選んだ道を後悔しないように。

    • アラサーにして高速デビュー

      コロナのため、移動はもっぱら車。 もちろん、不要不急のこと以外では外出は自粛を継続している。 東京の感染者数が過去最多となり、地方住みのわたしは、都会の脅威に毎日ビビって過ごしている。 東京に住む彼に「東京は母数が多いから」と改めて言われ、なんだかはっとした。 東京だけが特別じゃない。引き続きヤバいのはどこも一緒なのだ。 そんな危機的状況でも、新たな能力に目覚めるきっかけはどこにあるか分からないもので、アラサーにしてようやく高速道路デビューを果たしたのだった。 わたしは

      • いまも好きなことで有名になれないまま

        好きなことが、そのまま仕事になる人になりたかった。 好きすぎると、変態やオタクを通り越して、周りが関心する。 そういう人をたくさん下から見上げては、ああならないと!と思ってきた。 でもわたしは「それが好きな人」止まりで、周りに引かれたこともない。 好きなことを偏愛して「女子」のカテゴリから大きく外れるのも怖かった。コンフォートゾーンを出た先で、周りに関心されるくらいの人になれる気がしなかったから。 だからと言って、「ザ・女子」になり切れているわけでもない。 爪を切

        • 忙しい男が好き

          忙しい男とは、女からしたら厄介者で、不安にさせる寂しがらせる悪者である。 でも、わたしは違う。いくらでも信じて待つよ?こんな女は滅多にいないから、全世界の忙しい男にとっては女神のような存在だよ? …とは言えた口ではなく、わたしも例に漏れず、忙しい男との付き合い方には社会に出てから今までずっと、悩み続けているふつうの女なのだった。 悩みと言っても、もしかすると、連絡が来ないとか、なかなか会えなくて不安とか、そう言う女性とは少し違うかもしれない。基本的にわたしは忙しい男が好

        人はないものねだりをする生き物だから、夢が叶った後でもあの頃が恋しくなったりする。 もっとあの瞬間を楽しんで、もっとあの人を愛せばよかったって。搾り取れないくらいにいまを目一杯味わい尽くさなきゃね。こんなに遠くまで来てしまったと思う日が来ても、自分が選んだ道を後悔しないように。

          繋がっていなくても繋がっていられる関係

          LINEの返信が少ないとか来ないとかで抱く感情を、これまでずっと「寂しい」と表現してきたけれど、それを言う度に、本音から少しズレているような、誤魔化しているような違和感があった。 それが「好き」という気持ちだと思っていたけれど、そんな純粋なものではなくて、ただ「不安」だった。 不安なら不安なだけ、好きな気持ちが大きくなっていくと思っていた感覚は、いまはちょっと思い出せないくらい不思議なもの。 繋がっていないと彼を繋ぎ止められない。がんばってLINEを続ける努力をしなくち

          繋がっていなくても繋がっていられる関係

          あの時、もっと大事にすべきだったのは「退屈な時間」

          前に進まない、楽しくない、ときめきが足りない。 あーなんか退屈。 けれど、実はこれを「幸せ」と呼ぶんじゃないかと、さっきシャワーを浴びていて突然思いついたわけだった。 心を動かしてくれるものを探し続けなくてもいい。 退屈な時間は、落ち込んでいるわけでもなく、何かを必死に追いかけているわけでもない。ただなんとなく、気の流れを感じられない、持て余す時間。 満たされずに生き急ぐ系のわたしとしては、この退屈な状況はむしろ貴重なものだったことに気づく。 今日、浴室に足を踏み

          あの時、もっと大事にすべきだったのは「退屈な時間」

          あの瞬間、大好きな彼を捨てた

          (4月28日までにいいねをいただいた方、内容を大幅に加筆修正させていただいております。そして再度タイムラインに流れてしまい、すみません。) 最近わたしがこだわっているのは、いかにして男を捨てるか、ということ。 一見、男なんて選び放題のモテモテ強気女子発言のように見えるけれど、わたしの場合、決してそんな潔い意味ではなくて。わたしを振った彼をしっかり忘れて、復縁も望まない状態を作るということ。 同じ相手と4回も復縁をすると、もうほんとうに終わりだなと感じながらも、今回もどう

          あの瞬間、大好きな彼を捨てた

          恋をしていないときのわたし

          いとこの彼と付き合う前までは、それなりに出会いがあって、片思いやもろもろ含め、いつのときも人生は恋とともにあった。 1つの恋が終わりに近づくと、ちょうどいいタイミングで新たな男性が現れる。決してモテてきたわけではなくて、惚れっぽい体質、というだけのこと。 好きな人ができると、HYの曲並みに怖いくらいその人のことだけしか見えなくなるし、一途を通り越してめちゃくちゃ執着する。それにも関わらず、新たな恋が見つかれば即上書き保存。こういうときにメスの性質を思いしり、わたしも立派な

          恋をしていないときのわたし

          特に予定ないけど「今年の夏に結婚する」って言ってみた

          高校時代の友達から、LINEがきていた。 去年の6月に食事の約束をしていたが、わたしが仕事でいっぱいいっぱいだったために、7月にまた誘うと言って、そのままになっていた。 けれど、今回のLINEは、行けなかった食事のリベンジでないことは、既読を付けるまでもなく分かった。トーク一覧に表示された文頭が「私事ですが…」だったから。これはよくない知らせだと、30を前にした女の勘がそう言っていた。 その友達が少し前に結婚したことは、すでに知っていた。…とすると、次の知ら

          特に予定ないけど「今年の夏に結婚する」って言ってみた