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人生の分岐点で見えてきたもの

※この記事は私一個人の考えですので、何か気になる点や気に入らない点がありましたら画面を閉じていただけますと幸いです。



新型コロナウイルスが世界で流行し始めて1年以上が過ぎましたね。

初めの頃、私はこの流行は数ヶ月で収束すると考えていました。
すぐにワクチンや治療薬が出来てまた元通りの生活に戻れると考えていました。


しかしワクチンは出来たものの一向に収束の兆しが見えず、今年に入り自分の人生の今後について考える時間が多くなりました。

これまで私はヨーロッパである資格を取得し働くという夢を抱き、
その為に約9年間、語学や取得したい資格についての勉強を日本で続けてきました。

ですが新型コロナが蔓延しているこの世の中で渡欧する事は私にとって余りにも無謀に思えてきました。

そこで私はずっと真っ直ぐ見つめ続けて来た道を曲がる事にしました。

すぐに諦められるほど簡単な思いではありませんでしたが、ここでの私の他の道へ曲がるという選択は私にとって最善の道だと考えています。

いつ渡欧出来るのか分からない道を進むより日本に留まり生きていくという別の道へ進んで行きたい。

幸いにもヨーロッパでの資格取得の為に行ってきた勉強は日本でも役に立つ為、私の大きな味方です。
しかし以前は楽しく学べたドイツ語は今の私には続ける事がかなりの苦痛になっている為、一旦学ぶ事をストップしました。

現在は私の住む地域で今後役立ちそうなアジアの言語を学んでいます。新型コロナが落ち着いて他国から観光客などがこの地域を訪れた際、役に立つと思ったからです。


また、夢を考え直すきっかけになったのは欧米で多発しているアジア人に対するヘイトクライムです。
もちろん欧米でアジア人に対する差別が以前からある事は知っていました。
しかしこれまでの差別ももちろん私たちの心に影を落とすものですが、これまでの差別とヘイトクライムはまったく違います。ヘイトクライムは命に関わる。

わざわざ命を掛けてまで夢を叶えるなんて馬鹿げていると思います。私は。

だから私は大切な家族に囲まれて、同じ民族が暮らしている安全なこの国で暮らす決断をしました。


未来は分かりません。
でも私は自分が合っていると信じている道へ進んで行きたいです。

夢に固執し幼かった私の考えを変え、本当に大切なモノを見せてくれて成長させてくれたのは私たちを今もなお苦しめているウイルスだという事は大変な皮肉です。

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