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【バジャウ族】海の上で暮らす伝統民族がフィリピンにいた!

この記事は3分で読めます。

ここでは、

・地球上最後の海上遊牧民族
・バジャウ族の生活と文化
・村の現状
・子供たちの笑顔
・いま私たちができること

の5本立てでお話していきます!

地球上最後の海上遊牧民族

最後の海上遊牧民族その名も「バジャウ族」です。

皆さんはご存じですか??

フィリピンの美しいセブ島周辺には、このバジャウ族という独自の文化と伝統を持つ民族がいます。

バジャウ族は何世紀にもわたって海と共に生活し、船の上で生まれ育ち、海の恵みを頼りに生きてきました。

私は最初この民族についての話を聞いた際、なぜかアバターを思い出しました(笑)

アバター バジャウ族 紹介のため

当たり前のように何も関係ありません。多分。それでは続きをどうぞ。

バジャウ族の生活と文化

バジャウ族の生活は、我々日本人にとって想像を超えるものです。

というのも、私たちにとって当たり前のシャワーを浴びることはできないことはおろか、トイレさえ便器ですることはできません…

彼らはほとんどの時間を船の上で過ごし、海での漁業を主な生計手段としていたのです。

彼らの船は「レパ」と呼ばれ、昔は家族全員がこの小さな船で生活していました。

昼間は魚や海藻を採り、夜は星空の下で眠る。

そんな彼らの生活は、まるで海と一体となったようなもので、海の恩恵に感謝しつつ生きる姿勢が感じられます。

バジャウ族の現状

バジャウ村 バジャウ族
ダンスを楽しむバジャウ族

しかし、バジャウ族の生活は決して長く続くものではありませんでした。

近年、フィリピン政府は彼らの海上生活を制限し、陸上での定住を促す政策を取っています。

なぜなら、生活のために乱獲を続けたことや、環境汚染や気候変動の影響により漁獲量が減少し、生活の基盤が揺らいでいるのです。

そのため、多くのバジャウ族が伝統的な生活を維持することが難しくなりつつあります。

現在は漁業での生計を立てることが難しいため、船を作って売ることを生活の基盤としています。

子供たちも当たり前のように船作りを手伝っていました。

実際にバジャウ族の村に足を踏み入れてみると、そこには日本では想像しえない別世界が広がっています。

そこら中ゴミが散乱し、ドアのないような家ばかり、挙句の果てにはトイレがないため川に直接トイレをする始末…

バジャウ村の家 ゴミ
バジャウ族の家

これにはいろいろと考えさせられるものがありました。

ただ、ここで出てきた感情は「かわいそう」というような不躾なものではなく、「どのような環境でも人は生きる希望を持てる」のだというような前向きな感情です。

また、医療や教育の面では多くの課題があるようです。

診療所が一つしかなく、医療器具や薬品も不足しています。そのため、病気や怪我をした場合、適切な治療を受けることが難しいのです。

また、高額な費用もかかるので気軽に治療を受けることが容易ではありません。

そんな中、松田大夢さんという日本人の方が、10年ほど前からバジャウ族の現状を取材し、その苦境を伝えつつ、村を復興させる活動を行っています。(現在は別の国にいるようですが…)

彼の報告によると、多くのバジャウ族の子供たちは教育を受ける機会が限られており、貧困の連鎖が続いています。

(近年はバジャウ族の中にも学校ができ、少しずつ教育を受ける場は増えているようですが)

それでも、彼らの瞳には希望の光が宿っており、笑顔を絶やさずに過ごしている姿は心打たれるものがあります。

子供たちの笑顔

バジャウ族 子供
村の案内をしてくれたJemaちゃん

そんな厳しい環境でも、子供たちは元気に遊び回っています。

彼らの笑顔はとても純粋で、見る人を自然と笑顔にしてくれます

私が実際にバジャウ村を訪れた際、最も感銘を受けたのも「子供たちの純粋無垢な笑顔」でした。

未だにネットの記事では「スリの危険がある」「お金をせびられる」等を見かけることがありますが、そんなことはほぼ0といっても過言ではありません。

私が村を訪れた際も、そのような素振りを見せる人は1人もいませんでした。(注意するに越したことはないですけどね!)

バジャウ族の子供たちは、海と一緒に育ち、遊びながら漁業や船作りの技術等を学びます。

彼らにとって、海は巨大な遊び場であり、教室でもあるのです。

松田大夢さんの話によると、子供たちの教育をサポートするために、日本からのボランティアや寄付が大きな役割を果たしているそうです。

彼らの未来を明るくするために、私たちにできることは何でしょうか?

今私たちができること

バジャウ族の子供たち

彼らの生活を支えるために、私たちができることは多くあります。

まず、フィリピンの現状を知り、彼らの状況に関心を持つことが大切です。

例えば、バジャウ族についての記事やドキュメンタリーを見て、彼らの生活を理解することから始めてみましょう。(この記事もそのうちの1つですね!)

また、松田大夢さんのように、現地で活動する日本人をサポートすることも有効です。

寄付やボランティア活動を通じて、彼らの教育や医療環境を改善する手助けができます。

特に、子供たちの教育に対する支援は、未来を切り拓くための重要な鍵となるでしょう。

私は近々(2024.7.20,21予定)、バジャウ村に宿泊し、炊き出し等を行う予定なので、今後その感想をアップしたいと思います。

終わりに

バジャウ族の生活は、我々日本人にとって非常に驚くべきものですが、その中にある人間の強さや美しさは一度はご自身の目で見ていただきたいです。

私はバジャウ族から「お金はなくとも幸せに生きれる」ということを学びました。

また同時に、笑顔が絶えない村の人々を見習い、周りの人に笑顔を伝染させられるような人間でありたいとも思いました。

バジャウ族の現状に目を向け、私たちにできることを考えることで、彼らの未来が少しでも明るくなることを願っています。

松田大夢さんのように、現地での活動を続ける人々を応援し、少しでも多くの笑顔を届けることができれば、きっとバジャウ族の伝統と文化は守られ続けることでしょう。

また、村に行く際は少しでもいいのでお菓子等を配ってみてください。

お菓子1つでも皆をさらに笑顔にすることができますよ☺

現在私は、このバジャウ族のような人たちを支援するために個人でボランティア活動をしています

また、フィリピンにはこのバジャウに限らず、様々な場所に貧しい方がたくさんいます。

そこで、少しでも共感していただいた方は、下記noteをご購入していただけると嬉しいです!

皆様からご協力いただいた資金の総額は定期的に公開しつつ、その収益と私自身の資金を合わせてボランティア活動していきたいと思います。
(ちなみにまだnoteからの収益は0円です😂)

また、コメントもいただけましたら、アカウントとコメントを引用してご紹介させていただくかもしれません☺

ということでご覧いただきありがとうございました!
本日も皆さんの幸せを願っております☺

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