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7年間無視されても挨拶し続けた結果

 わたしが7年間挨拶を無視し続けられたのは、斜め向かいの家のおじいさんです。おじいさん(想定90歳)は、おばあさんと二人暮らしで、朝晩の散歩の日課以外はほとんど引きこもっています。

 そして我が家の4人の、とってもヤンチャな子どもたちと近所の友だちは「静かにせんかー!!」と怒鳴られることが年に1、2回あります。そんなこともあり、ものすごく、ものすごく怖い印象があるおじいさんでした。

 近所では「あのうるさいおじいさん」「イヤだな、気をつかうわぁ」とみんなコソコソと怖い人、嫌な人だって話しています。半ば諦めながら。

 でもね、せっかく近所になったのだし、できるだけ “共生” していきたいと思いませんか?

 今回は、そんなおじいさんとの関わりから学んだ4人のママライターの日記。ご近所トラブルに悩んでいる方やママライターさんにぜひ読んでほしいです。


みんなに嫌われるおじいさん

 “ 子どもがうるさいのはある程度仕方がないけど、うるさいと思う人の立場も考えようよって。子どもがうるさくて本当にごめんなさい。うちもおじいさんが嫌な気持ちにならないように、できる限りのことはやります。”

わたしはそう思っていました。

 だから、おじいさんに知らんぷりされても会った時には「おはようございます」「こんにちは」を言い続けてきたんです。

 子どもたちには、「大きな声を出すと耳がものすごく痛くなる人もいるよ。頭が痛くて涙が出ているかもしれない。だから、気をつけてあげようね」と伝えていましたね。


突然、奇跡が!

 そんなご近所付き合いも、7年目が過ぎようとしていた昨日のことです。
毎朝の小学1年生の三男を学校へ送りで、おじいさんの家の前を通ることになったのですが、郵便物を待っていたのかおじいさんが家の前に出ていたんです。“ 結構近距離だな〜 ” と思いつつ仕方なく前を通ると……おじいさんとばっちり目が合いました。

咄嗟にわたしは深々頭を下げて、
「おはようございます!」と言ってみたんです。

 そしたら「おぉ、僕は随分大きくなったね」
とわたしの手を繋いでいた小学1年生の息子をみて、そしてニコッと笑ってくれてたんです。

 そう……三男の息子が0歳6ヶ月で引っ越してきて今や小学1年生。私にとって奇跡のような出来事でした。

 コツコツやってきたことが報われた瞬間!というか、地味にやるべきことを続けてきた結果!というか。このなんとも言えない感情に嬉しくて嬉しくて……泣きました。

 こういう母の積み上げや成功って、夫に話しても伝わらないことが多いですよね。でもわたしにとっては子育てをしてきて、我慢しながらもやるべきことを地味にやっていくことで得られた宝のような瞬間だなって感じたんです。

 夫には大したことじゃなかったかもしれないけど、7年間で初めておじいさんの声を聞いて、初めて笑顔が見れて、ほんとに感動!!!!!!!


母業での経験はライターの仕事に繋がっている

 そしてふと思ったが、これって、営業の仕事にも今のライターの仕事にも繋がるなってこと。今できる目の前のことをコツコツと、ひたすら当たり前のように続ける。自分の持っている常識や信念を曲げずに、時に感情を無くしても、やる。

 その先に見えるものも得るものもあるのかなって、また一つ学んだ4人の母でした。ライターの仕事は母向きなのかもしれませんね。


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世界中が愛と平和に包まれますように。







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