![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62404076/rectangle_large_type_2_a160fb59089e873ee74c11accb72d016.jpg?width=800)
あの頃の写真で思いを馳せる。いまひとたびのフランスの街へ③
とうとう…
幼馴染が終始撮影していたDVDを観てしまいました。
このnoteの途中までは写真だけを頼りに書いていたのにどうしても観たくなってしまったのです。
写真だけでは分からないからという理由ではなく、書いているうちに、写真を眺めているうちに、紙の地図を頼りに歩いたあの風景にいまひとたび溶け込みたくなって…。
1日目・2日目の記事はこちらになりなす。
* * *
さて、3日目はベルサイユ宮殿とマルシェを巡った記憶。
この日最初の写真は幼馴染が地図を広げている1枚。「地図」ということはなぜかしっかりと覚えていましたが、そこがどこなのか覚えておらず写真にも場所を示す文字が見つかりません。建物の感じからして博物館とか美術館かしら?
ベルサイユ宮殿の近くかと思い、ストリートビューや上空からの地図でそれらしき場所を探してみましたが見つかりません。
ここの写真と次のベルサイユ宮殿の前にいる写真の時刻を見てみると20分ほど経過していたのでもしかしたらもう少し離れた場所??
お手上げ寸前に夫に助けを求めてみる…と、建物の正面に施されている文字を発見してくれました!
建物と同化している文字、写真をぐいーーんとアップして凝視しないと発見できません。
正面に表示されているという目線、大切ですね。なぜ思いつかなかったのでしょう、私。勉強になりました〇
書かれていた文字は「MUSEE DU LOUVRE」。
またルーヴルの辺りに行っていたのです。そしてこの建物を探したところ「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーブル駅」でした。
…ということは2日の写真と同じ場所ではないですか! このことに気付くまでのタイムラグ!遅!笑
1900年にパレロワイヤル駅として造られ、その後1989年にルーヴル美術館の近くということを明示する為に改名されたそうです。
フランスは駅まで歴史的建造物の迫力がありますね。(それなのに覚えていなかった私って…。)
さて、ベルサイユ宮殿に到着です。
しっかりと覚えていたのはこの日はかなり寒かったこと。私はステンカラーコートを羽織り、幼馴染はストールを巻いて歩いたのですが、DVDの中でも「あ~寒い!やばいね!」と二人して言っていました。
冬仕様のアウター姿の観光客も目立ちます。5月のパリ、鑑賞しながらも、寒さのことを気にしていたような気がします(本当に寒がりなので) 。北海道の気候と似ているかも。
ここではガイドの方はおらず、オーディオガイドを聴きながら巡ります。今思うとかなり不安です…。
煌びやかな内装と広い広い庭園の記憶…。
マリーアントワネットを始め、ここで暮らした人々のことや長い長い歴史の中で改装を重ねた建造物のこと…
このnoteを書くにあたって少し調べただけででも当時起こっていた物事の重みを感じ、読み入ってしまいました。
造園家アンドレ・ル・ノートルが担当した庭園も見切れすぎ…
美しい写真になっていたであろう1枚
1919年のヴェルサイユ条約調印の場ともなった鏡の回廊
屋外から射す光が美しく照らします
ラトナの泉水
広~~い!と叫んだ庭園
朝の8時台から行動していたので、この日は盛りだくさん!
フランスに行ったらマルシェに行きたいと言っていた幼馴染。午前10時にはベルサイユ宮殿を後にして近くのノートルダム市場へと向かいます。
その場でかじりつきたくなるくらい、色鮮やかなフルーツたち
紫陽花・芍薬・カラー・バラ・ラグラス・モカラ(かな?)などなど…
レンガの通りにマルシェにお洒落なパリジェンヌ
パリの街はルノーやプジョーが目立ちます
このマルシェはパロワス通りとマレシャル・フォッシュ通りが交差した場所で行われていて十字になった道路沿いに沢山のお店が軒を連ねています。色とりどりの豪快に並んだ食材や花、雑貨たちにニコニコ顔の私たちの写真が残っています。
「フォアグラ」とカタカナで書かれた段ボールの札を掲げた白髪くるくるパーマの楽しいおじさま店員さんや、革ジャンと丸刈りに近いヘアスタイルが決まったイケメン店員さんと記念写真を撮らせていただいたり(イケメン店員さんとは幼馴染だけがにっこにこで写っていますけど 笑)、コミュニケーションも楽しい時間でした。
マルシェのこと、少し調べてみたら植物だけ扱うものもあるんですね~!その他にも沢山気になるマルシェが出てきちゃいました 笑
あ~ いまいちどゆっくり歩きたいな…としみじみ。
赤い車と緑が印象的で目に焼き付いている一枚
マレシャル・フォッシュ通りを抜けたこの通り。まっすぐに伸びた街路樹の緑と通りの名を示す標識が、私の中でのパリのイメージそのもの。新緑の季節に歩くことができて良かったな、と思える大好きな写真です。
この写真も大好き!花屋さんの車(かな?)に花たちが積まれている姿がなんとも可愛らしく、道路沿いのお店の色もシックな赤色で素敵。
確かランチはさっくりと…と思い、入ったスタバさん
ラ・ヴュヴィル通り
トロワ・フレール通り
そうそう、フランスって車の路駐が激しいよね…と夫に話したら、道路に駐車して良い場所が多く隙間なくぎちぎちに停めるんだよ…と。前後の車のバンパーにあてて、自分の車を停める場所を空けることもよくあるそうな…。
フランスは建築基準が厳しく、建物を壊して駐車場を作ることは難しい為に駐車場が地下や道路にある…と。
そしてバンパーとは衝撃や振動を和らげるという意味であって、ぶつけて停める為にある…なんて考えもあるそうです。
日本では考えられないことに、驚くばかりです。
はい、こうして坂の街を歩いて次に辿り着いたのは…
パリで最も高い丘、モンマルトルの丘の頂上に建つ白亜の聖堂はサクレクール寺院。
ぶらぶらと歩いて行った記憶があるのですが、ベルサイユ宮殿からはかなり離れているので近くの駅まで電車で行ったのでしょう。
うーーん それにしても坂や階段、そして高台… さぞかし写真映えする景色が沢山あるスポットなのに、そういった写真が残っていない~
とちょっと悔やまれます(泣)
この辺りで生地屋さんに入った記憶が薄っすらとあったので調べてみると、モンマルトルは生地屋街だそうです。当時はそれを知っていて行ったのかもしれません。 (という感じで忘れしまったのかどうなのかということが多すぎです 笑)
ここで急に温かくなって、埃っぽさを感じました。繊維のせいだったのかな?
時刻からして多分早めの夕飯
ラザニアにサラダに本当にボリューミー
20時前でこの明るさ 日没は21時半くらいです
さて、宿泊先近くの駅に着いたので3日目のお話はこれでおしまい。
懲りずに4日目も書く予定なので、よろしければまたお付き合いくださいませ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?