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農rocker 和気優さんのはなし

4月に訪問した和気優さんのところへ6月再び行ってきました。
田んぼの様子を拝見するのと和気さんを取材させて頂くためです。

4月には生き様にふれさせて頂き
(あまりにあふれる思いゆえ、文章長っw)

さらには和気さんが大分臼杵で育てあげる
「太陽で育ち、月で実る」宇宙の縄文米を正式にお取り扱いさせて頂けることにもなりました。
ままにやで販売いたします!

縄文米むすびもお届けします

この記事では6月にインタビューさせて頂いた内容や
そこからわたしが感じたことを含めて
改めて和気優さんのことを書かせていただこうと思います。

生い立ちや今までやってきたことはマイナビ農業さんが記事にされているのでご覧になってみてください。
音楽との出会い、農との出会い
そして音楽と農を通して自分を表現して生きることを決めた道筋がとてもわかりやすく書かれています。


和気さんの生き方から感じること

いつのときだろうと人生の中で「救われた」存在があることは本当に幸運だと思います。
和気さんにとってそれは音楽で
わたしにとってそれはおむすびでした。

極(きわ)を懸命に生きていると神様が与えてくれるギフトなんじゃないかと思うことがあります。

「これで生きていこう」
そう信じられるものが見つかったとしたら
それは神様が与えてくれたギフトだと思います。

そしてみなさんには
「荒(すさ)んでいた」という経験はあるでしょうか。

乱れた、くらいのご経験はあるかもしれません。
荒んだ経験はありますか?

そんな時の食生活はどうでしたか?
荒んだ生活、荒んだ食生活
それらが引き起こす暮らしって、どんなものかご経験あるでしょうか。

わたしは

仕事はしているけど、生活していない
お金は稼いでいるけど、暮らしを営んでいない

そんな暮らしが続いていたことがありました。

一生懸命キャリア積もうとして働いているんだから
洗濯とか掃除とかごはんつくるとか
それって今することじゃないし
わたしじゃなくてもできるじゃん。
仕事はわたしじゃなきゃできない!

そう思いながら必死で仕事を続けた結果
疲弊しパタン、と息切れした経験が2回あります。

そんな時のわたしは「荒んでいる」なんて自覚はなかった。

「食生活荒んでいる」「暮らしが荒んでいる」
それを自覚できたことのある人
どれくらいいるでしょうか。

荒むのは愛がないからです。
自分への愛、子への愛、家族間の愛。
だから荒む。

わたしを荒んだ生活から救ってくれたのは
母の出汁だったし、おむすびでした。

「食」っていちばんいのちに響くんだろうと思います。
いのちの根幹だからかもしれません。



・・・そんなふうに
この和気さんが紹介されている文章をなぞりながら共感することがいくつもありました。

みなさんも読みながらきっと
自分の歴史の中に「あぁ、そうだよな」って呼び起こされるものがあると思います。

だって和気さんは「矛盾のない生き方」を示してくれている人だから。
自分はそんな経験ない、とか、和気さんだからできる、とかじゃなくて
ぜひそのまま、まっすぐ受け取りながら読んでみてください。

自分が実は望んでいる「矛盾のない生き方」に氣づけるかもしれません。


和気さんの道とわたしの道が交差した時

わたしが和気さんと出会うことができたのは
和気さんが2022年の冬至に
LIVEで神奈川・湯河原を訪れてくださったから。
(Facebookを見られる方は↓)

サイコー!サイコー!!サイコー!!!!! お会いできてほんっとに嬉しい!! こういう先人のおかげで わたしは(わたし達は)がんばれるんだ。 踏ん張れるんだ。 本当のことを まっすぐ本氣でやる。 やんなくちゃ。 お役目果たさなくちゃ。 縄文米のおむすび みんなで食べようね。 ふるまうよ〜🍙 エネルギー、マヂですげぇからっ!!!←ここだけROCK(笑)

Posted by 嶋田 佑紀 on Wednesday, December 21, 2022

翌日朝ごはんをつくっていたキッチン横のダイニングでLIVEの片付けをしていた和気さん。
「朝ごはんどうされるんですか?」
「いや、もう出るよ」
「え?朝ごはんどうするんですか?コーヒー飲まれます?」
「朝ごはんは食べる時間ないかな。コーヒーはもらおうか」
とのお返事にコーヒーをお出ししました。

「今朝(お宿の)スタッフさんがおむすびむすんでくれるみたいだから持っていかれます?」
という私に
「おむすびだったらおむすび娘がむすばないとダメだろー」
「え?わたし?わたしがむすびます?!」
って、アワアワしながらむすんでお渡ししたんですよね。
(すごい緊張した記憶がw)

「和歌山ですか?これから?!え?荷物どうするんですか?」
「車だよ。米売りながら全国ツアーだぞ!
そうサラっと和気さんから答えが返ってきた。

それを聞いた瞬間
「え!そんなことできる人生あんの?!わたしもそうなる!!!!」って即、思っちゃった(笑)

米売りながら全国回る!
おむすびむすびながら全国回る!!!!
って思っちゃった!


翌年3月の清酒和気の発売記念LIVEへ伺い
(Facebookの方は↓)

農rocker和気さんに再会@明石市茨木酒造 『矛盾のない生き方』 それを示してくれる人生の先輩。 そんな在り方をみていて 人は矛盾のない時 ものすごくうつくしいんじゃないか、って思えた。 ...

Posted by 嶋田 佑紀 on Monday, March 13, 2023

翌月の4月には
リアルな和気さんに触れたくて
大分へ足を運んだというわけです。(冒頭に戻る)


道をつくる

その3ヶ月後の6月には
田んぼの草取りをお手伝いしようと思ったの(全く役に立たずw)と
和気さんというお人をもっと知りたくて伺ったんですね。

お話しを聞いていて感じる和気さんのすごさって

・常識に疑問を持てる視点があること
・「これかもしれない」「これだ」と感じたことを行動に移せること
・やり続けた末のお仕舞いもきっちりできること

だって感じたんです。

「やりたい」って思ったこと、みんなあるでしょう?
小さかろうが大きかろうが、そのやりたいを形にするには絶対に行動が必要なんですよ。

で、やりたい、と思ったことを行動に移してみると
今度はどこかに正解不正解を求めちゃったりしませんか?
自分のやりたいに対して正解不正解なんてないのに。
納得いくまでやるしかないのに。
納得いくまで続けて、やめ時も続ける決断も自分ですればいいのに。


やると決めて
決めた自分を信じると決めて
信じて行動し続けて、今の和気さんがいるんだなというのをすごく感じました。

自分が信じたものを信じ続けて動いてきた姿を見せてもらっているんですよね。

それを和気さんは「道」と表現していました。

道をつくっていくんだよ、と。
今だってまだ途中だよ、と。


わたしも
「おむすびで泣いた」
「おむすびはわたしにとって何かあるかもしれない」
たったそれだけのきっかけを信じて7年歩んできました。

「おむすびはわたし自身を表現するもの」
そう決めてむすび続け、伝え渡してきました。

和気さんには全くおよばないけど
道ができ始めたな、と感じています。

だからこそ、和気さんのすごさを感じるわけです。

これで自分を表現していく、と決めた潔さ。
そう決めた自分の思いを信じる強さ。
やめるという選択肢はない。続けていくことだけを考えて工夫、挑戦していく信念。

憧れるし尊敬します。


宇宙農という「つくり方」

和気さんはご自身の農法を「宇宙農」と呼んでいます。
一般農法に置き換えてみたら「自然栽培」とか「自然農」みたいな類なのかな。無農薬、無肥料、無堆肥だし。
目にするまでは「自然栽培と何が違うんかなぁ」と思っていました。


何度か一緒に田んぼで作業をしたり、田んぼの水の様子を見に雨の中足を運んだり。ご自宅へ寝泊りもさせて頂いたので、、、一度早朝に雨の音を聞きながら起きている和気さんの姿を見たことがあって。
じーっとどこかを見ていて、でもここで考えている感じはないというか・・・

そういったのも含めて
和気さんの田んぼに立つ姿や向き合い方を見ていると
頑張ってる感が一切ないんですよね。

ちなみにわたしの言う頑張ってる感とは「やらされている感」かな。
和気さんは「やらなきゃいけない」という感覚が1mmもない。

力は入ってないし、淡々とやるし
雨だろうが関係ない。
ずーーっと、大地や天氣を感じている。

その雰囲氣は
全身で「受信」している感じなんですよ。
あの早朝の雨の日もそうだった。

田んぼの和気さん、すごい寡黙だし!
何を受信しているか、って聞かれたら
それはもう和気さんしかわからないので和気さんに聞いてください(笑)
紹介文では「宇宙の時間軸が見えてくる」と表現されています。

何かしてあげよう、何とかしてやろう、といった余計な手出しもないし
手をかけてあげないと、みたいな恩義せがましさみたいなものもない。
そういう動きや働きがない。
あくまで感じて「給う」姿勢。

ものすごく自然。

だから偏りがないんですよ。

あっちが合っているとか
こっちが間違っているとか
あの方法が正しいとか
あの方法は悪だとかない。
農薬が悪とか、除草剤はダメとか言わない。

いわゆる「自然派」とは全く違う。

生き方、暮らし方が宇宙の在り方とリンクしている。
和気さんはそれを「矛盾のない」と表現されます。
矛盾のない生き方、矛盾のない暮らし、矛盾のない在り方。
その延長線上にある米づくり。

それが
自然農という農法を超えた「宇宙農」。

まるでアンテナ、受信器


そして農産物って
農法に目が向きがちだし、産地が注目されやすいですが
お米に限らずお塩や海苔といったものも含め
「誰がつくったか」がいちばん影響します。

おむすびもそう。

自分の在り方がそのまま反映された存在。
どんな手のかけ方をしたかが丸見えになってしまう。
味にそのまま表現されてしまう。

農産物とか料理(ごはん)って答えがわかりやすい。

だから和気さんにとって
音楽も農も仕事ではなく自己表現であり
生産者ではなく
百姓というアーティストなんですよね。

手をかけた田んぼの姿も景色も表現のひとつ


誰から買うか

わたしは多分、まぁまぁの数の生産者さんにおあいしてきたと思うのですが
これほどまでに自分の作品に誇りを持っている生産者さんって、実は多くないんです。

おいしいかおいしくないか
生産量が多いか少ないか
どこかの誰かの基準が自分の評価になっている。
自分で堂々と顔を出して「これがわたしのつくったものです」と言える方、実は少ないです。

日本にはとても多くのお米生産者さんがいらっしゃいます。
そして多くのミュージシャンがいます。

それでも
和気さんが自分のお米も音楽も
堂々と皆さんに手渡せるのはどうしてだと思いますか?

和気さんだから?

音楽
お米
ありふれているものだけれど
自分の生き方、哲学、行動、信念、、、
それがバチっと立体的に組み合わさった時、それらは自分の表現物になる。

和気さんが堂々と手渡しができるのは、
生き方、哲学、信念、そして行動に裏付けされた「和気優」の表現物だ、という表れなんだろうと思います。

おむすびもそうです。
ありふれている。
めちゃくちゃありふれています。
それを突拍子もないものにしようとすると
ワケのわからない具とかになっちゃう。
インパクトとか流行りみたいなものになって本質からズレちゃう。

そうじゃなくて。

生き方、在り方、行動が組み合わさって
その人の表現物になっているから伝わるものがある。
それが共感されるから広がる。渡されていく。



だからね
「お米なんて作っても報われない」
とか
「音楽なんてやっても割に合わない」
とかじゃなくて。

「おむすびなんてどこにでもあるじゃん」
とか
「おむすびなんて誰でもできること仕事にできるわけない」
とかじゃなくて。

そこに自分の生き方、在り方、行動、信念、哲学をのせて表現できるか。
表現の磨き上げ期間を歩み続けることができるか。
自分が信じたこと・ものを信じ続けられるか。

自分が救われたこと・もの、惚れたこと・ものに
遠慮なく堂々と自分の生き様をのせて表現したらいいんですよね。

そうしたら
ありきたりなものだってありふれているものだって
唯一の存在になるんです。


だからわたしは
和気さんの生き方を尊敬するしそうなりたいと思うし
そんな和気さんが生み出したお米だから食べたいと思ったし
みなさんに届けたいと思いました。

和気さんのお米は純粋性のエネルギーが高いんです。

あまりスピ的な表現はしないわたしですが
宇宙と大地が一体化した産物が和気さんのお米です。
そこに和気さんが必要な手をかけただけ。

自然栽培だから
農薬使ってないから
○○産だから

そういった基準じゃなくて
「誰がどんなふうに自然と寄り添いどうやって手をかけたか」
それを見て買って欲しいし
食べて感じて欲しいなと思っています。


おむすびとのシンクロ

というように濃い有意義な対話をさせて頂いていた時
和気さんが「ツアー、一緒に回るか」と言ってくださったんですね。

えぇぇぇぇ!同行とかありなんですか?!

「行きたいです!!」って即効回答しました。

和気さんに初めて会った時、瞬時によぎった「わたしもそうなりたい!」が叶った〜〜

おむすびを信じて歩んできたひとつのギフトだなぁ。。。
有り難いなぁ。。。

旅をしながら自分を表現させてもらえる機会を頂いた、とも思っています。
ツアー中、おむすびたくさん振る舞いますよ!

11月8日の飛騨高山から11月17日の新潟県までの
北陸ツアーに同行します!


観光旅行とは異なる「旅」の醍醐味は
現場に行って、当事者や本物に触れられること。
だからこそ自分の感性に響く出会いがあるし、出来事が間違いなく起きます。

和気さんにとってツアーはそんな旅であり
仲間が、同志が増えて繋がってきた道のりでもあるんだろうと思います。

和気さんのツアーという名の旅に同行させて頂けることは
めちゃめちゃ有り難いし、ワクワクぞくぞく。

何が起きるんだろう!!!!!
また進化しちゃうぜ。笑


しかも!!
今回の100SHOW GANG TOUR 2023-2024ツアーでは
「OMUSUBI CONNECTION」が企てられています。

太陽で育ち、月で実る。 宇宙のOMUSUBI CONNECTION! シェアお願いします!! おむすびで世界をむすぶ。 今回の和気優ツアー「100SHOW GANG...

Posted by 和気 優 on Tuesday, August 15, 2023

アルバム『100SHOW GANG』挿入歌の「OMUSUBI」のビデオクリップを制作するためにツアー先で「おむすび映像」を撮ります。
親子でむすんだり、おむすびを頬張ったり、、、
おむすびでハッピーな映像をむすんでむすんで
1本のビデオにしようという企画!
おむすびで世界むすぶよ!をやっちゃうよ!

もちろん埼玉所沢でもおむすび映像撮ります。
おむすび映像撮らせてくださる親子さん大募集!
詳細はFacebookLINEでご案内しますね。


ということで
最後は宣伝にもなってしまいましたが
和気さんのお米を食べても頂きたいし
和気さんに会っても頂きたいです。

12月6日には所沢で
和気優100SHOW GANG TOUR 2023-2024 LIVEやりますよ。
日程開けておいてくださいね。

農FUTURE!

今のあなたのために。あなたの次世代のために。採種や栽培、堆肥づくりに必要な資材を買ったり、本当に心地よい環境にするために使わせて頂きます! 応援ありがとうございます♡感謝します☺︎