エネルギー切れを起こした時
またまた中学生男子について。
今週の火曜日から、息子は学校を休んでいる。
プチ不登校にあたるのかもしれない。
6月に入ってから、続きはしないものの、頭が痛いという理由で何回か休んだ。
始めは学校に行きたくない理由を言おうとしなかった。
『学校の話をしたら頭が痛くなる。
行きたくない』
それから少しして、
『自分って何のために生きてるんだろ。
生きてる価値とかないのかな』
えー!
これはさすがにヤバいサインか!?
『どうした?学校で何があったの?』
『先生にさ、お前生きてる価値ないなって言われて。こんな委員長(息子の事)で、このクラスかわいそう、とかも』
息子がポツポツと話し始めた。
器用なタイプではないので、委員長の仕事にアップアップしているところがあった。
そこを先生に突かれたらしい。
『お母さんから言わせたら、生まれた時から価値しかないんだけど。
そんなこと言う先生が、ストレスか何か分からんけど病んでるわ。それはもう先生自身の問題だから、言われたら腹立つけど、全然あなたは関係ないわ。』
他にも友達関係で気に病んでいる息子。
小学校の時に起きたケンカを根に持っている子の悪口を告げ口をしてくる女子がいるらしい。
『またケンカになって、また根に持たれてネチネチやられるのが嫌だから、言い返したくもない。でもいつまで我慢できるか分からんし、相手に嫌なこと言う自分ももう嫌。
小学校の時にケンカした自分が嫌。
やり直したい』
自己嫌悪の嵐💦
以前『客観的、俯瞰して物事を見ようね』と私が話したことが、こんなふうに影響を与えている!?
これも息子の成長かな。
『今はエネルギー切れを起こしてるよ。
とにかく休もう。ここは積極的に休もう。』
エネルギーが貯まることに集中!
学校に行っていないことに不安になることを避けるために、この休みは必要なものだと伝えた。
『どんな状況でも大丈夫。
しんどくて、休んでても大丈夫。
不安だな、嫌だなって気持ちに気づくだけで大丈夫』
息子に伝えれば伝えるほど、この子は絶対大丈夫!って私が思う。
言葉ってすごい力がある。
息子の顔色がだいぶ良くなってきた。
普段通りの話が出来る様になって来たところで、『月曜日からまた学校行く』という言葉が出てきた。
そこで解決策を提示。
①嫌な事を言ってくる先生の対処
次また同じような事を言って来たら
『先生が言ってる事は、おかしいと思います。
先生が僕に言ったことを、校長先生に聞いてもらってもいいですか?』
と伝えてみる。
それで止まないのであれば、校長先生に直談判に行く。
これは実際息子が小学生の時に、先生からの納得いかない話があった時にやった事。
それを今回、やっていいと🆗を出してみた。
中学生は内申点を気にして、強く言えないところがあるけれど、もし内申点に響いてもそれでもいいから、おかしい事はおかしいと伝えてみよう!と背中を押した。
担任の先生にも伝えてある。
担任の先生は
『委員長の仕事がいっぱいいっぱいになってるので、出来てないところはフォローしてあげて欲しいという話をしてみる』とのこと。
不満を伝えてややこしくなる事を避けるためだ。
②告げ口してくる女子への対処
また告げ口して来たら、
『その話は聞きたくないから、ごめんやけど、もう話に来るのをやめてほしい。』と伝えてみる。
『うるさい、あっち行け!』
というようなケンカになる話し方を避けるように気をつける。
でももし、腹が立って言ってしまっても🆗。
ケンカになっても🆗。
それでまた学校行けなくなったら、休めばいいし、転校する選択肢だってある。
③担任の先生、部活の顧問の先生に感謝
担任の先生は家に来てくれ、親身になって話を聞いてくれている。
顧問の先生も焦らさず、部活だけ来てもいいと言ってくれている。
良い先生もいる。
今はストレスで嫌なことばかりが気になるけれど、いい事もたくさん起こってるから、そっちに目を向けるようにしてみようと伝えた。
嫌な事を言われたら、それは相手の意見。
自分はそう思わない、自分はそれを受け取らない。
でも、いうべき事は言う。
出来るだけ自分の感情をコントロールしようとやってみる。
まずは行動。
その後嫌な事が起こったら、またその時対処法を考える。
どうなっても🆗。
絶対大丈夫。
今休んでいる事。
つらい思いや不安を感じている事。
小学生の頃の嫌な出来事や、嫌な自分も。
全部自分に必要な事だから、全部🆗。
親の私が出来る事は、息子のエネルギーが回復する環境を整える事。
私が息子を追い込んでしまう事もよくある。
今起きている事すべてに🆗を出す。
息子への声かけは、そのまま私への戒めでもある。
こうして息子も私もいろんな感情を味わう。
これこそが、生きるという事。