読書のコツ 本の食べ方
わたしは本を読むのが速い。
一日に数冊、読むこともある。
たぶんそれは情報を得るような読み方ではないからかもしれない。
ひとつひとつの情報をしっかりと拾っていたらそんなスピードでは読めない。
「速読」ともちょっとちがう。
自分では、本のエネルギーを感じる、体に含むような読み方だと思っている。
最近は言語学や心理学、占星術、人類学についての本をよく読む。
ひとつのアイディアから芋づる式に次の本が提案されるのでそれを追っている。
そういう類の本を読むとき、「面白いなー」と思ったことを人にシェアしたいなと思う。
そのためにメモを取るようになったし読み終えてから自分なりにまとめるようにもなった。
面白いと思うことと人に伝えるという技術は別物で、わたしは今年この「伝える」ということにフォーカスしている。
そういうことをこのnoteでできたらいいなと思う。
ひとまず今回は、わたしの今の読書方法をシェアしておくよ!
◾️本のエネルギーを確認する
自分にとってその本と相性がいいか、読む時間をたのしく過ごせるか、そういうことがたくさん読む中でわかるようになった。
どんなに人気があっても、どんなに尊敬する人から進められても、合わないものは合わない。
そういう友達がいる。
お互いに好きだけど、紹介しあうものをどうしても好きにならない。
それはそれでいい。
食べ物の好みみたいなもので、しっくりこないものはいくらがんばっても無理。
本を開くと、なんとなくふわ〜っと空気のようなものを感じる。
文章の雰囲気や言葉遣いが好きだったら読み進めていく。
この直感は読めば読むほど鋭くなっていく。
◾️気になる言葉があれば付箋やマーカーをする
パッと目に飛び込んでくる単語
ギッと引っかかるライン
気になる言葉は調べながら読む
自分の中で点をつなぎ合わせて線にする
文章の意味を理解しているか、納得しているかはともかく、とにかくなんでもいいから気になることがあれば印をつけておく。
なぜそれが気になったのか読み終えてわかることもあるし、数日後に全く別のところから答えがくる時もある。
◾️最後まで読んでみる
その本のエネルギーが合うなら、理解度に関係なく最後までページをめくってみる。
エネルギーが合わないなと思ったら、8割読んでいたとしてもバッサリやめてしまう。
わからないけどたのしい
わからないけど気になる
わからないけど好き
の場合はとりあえず最後まで。
◾️付箋を振り返る
全て読んだら付箋をつけた場所を振り返ってみる。
その中に共通点を見つけたり、どこかのページの疑問にどこかのページで答えられていることがある。
なぜその言葉が気になったのか。
自分の中でのブームを発見することもある。
それはその一冊の本の中だけで完結していない。
わたしの生活と、人々との会話と、別の本と、あらゆることに繋がってその単語がセンサーに引っかかる。
一冊の中だけで全てを完結させようとしないというのは読書をたのしむコツかもしれない。
全ては自分自身が中心になっていて、ひとつの情報、ひとつのメッセージとしてその本が現れているだけだから。
◾️人に教えたいことがあればシェアする
インプットを最大限にしたいなら、アウトプットをすることが有効だ。
読んでいて発見したこと、面白かったことを人に話せるように消化してみる。
本で読んだことが自分の言葉になって、自分の中で整理される。
人に話して役に立つとか、ネタになって面白いというのはおまけのようなものだ。
人に伝えることで自分自身の理解が深まる。
読書の体験だけではなくて、自分とその本の点が線になり太いラインになって強固なつながりを生む。
そこからまた派生した別の情報、本、人との会話から世界が拡大していく。
本を読むことは世界を拡大させることだ。
わたしにとって読書は答えや情報をゲットするためのものではなく、問いが問いを生むような作業。
読めば読むほどわからないことが増える。
それが嬉しくてたのしい。
どこかの問いはいつかの問いに繋がっている。
それは誰かとの世界と交差して新たな視点をもたらしてくれる。
新しい視点から見れば、頭の中のブロックが崩れていく。
崩れた場所でまた同じものを見つめる。
情報を積み重ねていくことではなくむしろ壊すこと。
柔軟になる頭と心と体が心地よいので、わたしは本を読むことが大好きだ。
読んでいただきありがとうございます♡ ラブで世界をぐるぐる回すような言葉をどんどん発信します! 出会ってくれてありがとう。