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ちがうわたしたちのまま、同じを共有する

 今日はなにを書こうかな。書きたいことを溢れさせて記事が出来上がることもあれば、「毎日書く」という箱があって、そこを埋めていく日がある。普通の仕事は後者の方が多いかもしれない。するべきことが決まっていて、その箱を埋める作業をする。どちらのモチベーションも素敵だ。すべてのことに間違いはない。あるのは好みとか、傾向とか、響きのようなものだと思う。

 わたしの話し方は、だんだんと広がっていくような感じ。特に詩や物語はそうだ。小さなわたしから発した疑問や命題は空に、地球に、宇宙に広がっていく。広がりすぎて、最後は大体爆発する。それは厳密には爆発ではなくて、溶けるとか、埋まるとか、そういう表現の方が近いのかもしれない。小さなところから大きなところへ広がっていく。どんな会話でも、文章でも、その型のようなものは守られている気がする。これは山羊座の箱だろうか。「その箱の壁を網戸にする」と今朝の松村潔さんの動画で語られていた。ものすごくわかりやすい表現だと思った。

 今、電車の中でこの文章を書いている。先程まであった頭痛が消えている。言いたいことをはっきりと伝えるのは怖い。だけど、それ以上にそれを自分の中に留めて我慢するのが嫌だ。世界中の人が正直になればいい。本音で生きる世の中でなければ、本当とはなんなのかわからないから。人はそれぞれまったくちがうなと、最近よく考える。たとえば男と女はまったくちがうし、異なる仕事に就いている人たちもちがう。ちがえば当然ライフスタイルも友だちも、見る夢もかわる。それなのに、いざコミュニケーションとなると、ついついそのちがいを忘れてしまう。わたしの気持ちはわかってもらえるはずだと勘違いをする。そして、ちがうことに寂しさを感じることすらある。

 厄介なのは、ときどき共感が起こるということだ。だから余計にわからなくなる。わたしたちはちがうんだと思いつづけて、たまにわたしたちは同じだと感じる。その心地よさについ甘えて依存する。ちがうわたしたちのまま、同じを共有するのだ。人間はとても不思議なことをしている。「ちがう」ということを忘れないようにしたまま、同じを感じ続ける。それが人間なら、苦しむ必要はないよなと思う。ただそれを、感じ、伝え、つながり続けていく。

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