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冬をもっと幸せにするお菓子

夜は長くて、空気も冷え切っていて、心はどこかドンヨリとしがちで。

そんな季節を幸せにするお菓子がある。

それがシュトーレン。ドイツ発祥のお菓子。シュトーレンはパウンドケーキのように大きな菓子パンで、酵母の入った生地にレーズンやオレンジピール、様々なナッツが練りこまれている。くるみパンをもっとナッツいっぱいにしてもっと甘くしたような味わいと言えば、想像できるかもしれない。

シュトーレンは14世紀から続く歴史のあるお菓子で、食べ方もその歴史らしい食べ方。シュトーレンは一気には食べない。毎日毎日ちょっとずつ食べていく。ドイツではクリスマスの4週間前にシュトーレンを買ってきて、クリスマスに向けて少しずつ食べていく。

私の家でも毎年シュトーレンを12月の初めに買って、クリスマスに向けて、1日1スライス、少しずつ食べていく。

シュトーレンのおいしいところは、日々の移ろいを感じられるところ。シュトーレンは時間をかけて食べると少しずつ味が変わってくる。買いたての頃は甘いパンだったのが、食べ終わる頃にはパウンドケーキのような味わいに変わっている。

日々の移り変わりを楽しむお菓子シュトーレン。それは冬を温かくて豊かなものに変えてくれる。


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