残暑のひとりごと
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『何かしなきゃ狂いそうなら 書いたり 描いたり 歌ったり 弾いたり 自分から出ていける方法で出せばいいよ、逆にそれが周りから見たら狂ってるとしても自分を保てるのなら それでも良いじゃん』
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『しにたいと思ったことはないけど溶けて消えたいと思うことならしょっちゅうあるよ。しにたいとどう違うのって言われたら説明に困るけど、全然違うんだ』
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『誰かが生み出した美しいものも その生み出した誰かにとっては吐き気から出たおぞましいものかもしれない それでもそれを見た他の誰かにとっては あまりにも神々しくて美しいものなのかもしれない』
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『まるで他人事みたいで冷たいって言う人がいるけど、他人事として線引きしないと混ざってしまって尋常じゃなく苦しくなる人も世の中にはいるんだってこと その人は知らないんだよね。まるで他人事みたいって言えることがまるで他人事だよ』
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『星空や雲を食べ物や飲み物にしたりして人間は何でも自分の中に入れたがるね。所有したいからなのか それとも人をやめて星や雲になりたいからなのか』
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生きてるって 瞬間瞬間が衝動、衝撃、爆発、弾けるなにか、みたいなものだなって思ってて、一人一人の瞬間瞬間にそれが起こってるとしたらとてつもなくすごいなって思う、でも宇宙からしてみたらそんなことさえもほんの一瞬なんだろなって思うと果てしなくすごい(すごいしか言えない語彙力の無さ)
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『夢を見ながら生きているのか、生きながら夢を見てるのか、そもそもが夢なのか生きることが夢なのか、夢が生きるということなのか』
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言葉がどんどん溢れでる音楽もあれば 言葉がどんどん消えていく音楽もある
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『みずみずしく色鮮やかな花を好む人もいれば 枯れて色褪せた花を好む人もいるし なんなら腐りきったドロドロの花を好む人もいるわけで そのどれが正しいでもなく好みの問題なので それについて持論を振りかざし押し付けてくる人は苦手です』
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じりじりと焼けつくような言葉や 鋭くて近寄れないような言葉や 薄暗くひんやりとした言葉を好み そこにある美しさに見惚れるような頃もあったけれど、今はそういうものよりも ただただ光輝いていて清々しく さらさらと澱みなく流れていくようなそんな言葉の美しさに見惚れるし好んで見ようとしている
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全く同じものを見れるわけでも知れるわけでもないけれど、写真は撮ったその人の見た景色を見せてもらえ、言葉はその言葉を紡いだ人の心や感情を見せてもらえるわけで、それでも完全にはわかることはできなくて、でもほんのちょっとその人達の内面を覗き見させてもらうような触れさせてもらえるような
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『私たちはみんな星みたいなもんだし泡みたいなもんだし霞みたいなもんだし泥みたいなもんだ 星にもなれるし泥にもなれるし どれかひとつだけじゃない』