結婚したら奥さん、子供が生まれたらお母さん?
タイトルのような呼び方を掘り下げて考えてみると、女性は結婚した途端に「▲▲さんの奥さん」と呼ばれ、子供を産んだ途端に「◾️◾️ちゃんのお母さん」などと呼ばれ始める機会の多さに少し違和感を感じる。私は今絶賛子育て中で色々な場面において子供優先の生活をしている為、自分自身が何者なのか時々分からなくなる感覚に陥ることがある。そんな時ここハワイでの自分自身の呼ばれ方に少し救われている気がしたのでこの記事を書いてみることにした。
思い返すと日本で生まれ育った私は、友達のお母さんのことを「○○ちゃんのお母さん」と呼ぶのが普通だったように思う。しかし英語圏で生活していると、下の名前で母親同士を呼び合うことの多さに驚かされる。例えばここハワイだと日本人同士の集まりに夫婦で参加しても「▲▲さんの奥さん」なんて呼ばれることは無く、「ひかりさん」とか「ひかりちゃん」とシンプルに下の名前で呼ばれる。英語話者ですらカジュアルな場面では「Hikari-chan」と下の名前で呼んでくれることもあり、日本語同様「ちゃん付け」が浸透していて面白い。子供の集まりへ行っても「◾️◾️くんママ」と呼ばれることはこれまで一度も無く、下の名前でママ同士も呼び合う。人の名前を覚えるのが苦手な私にとっては、初めて会う子供とその子のお母さんの名前の両方を一度に覚えなくてはいけないので、そこは大変だなと感じることはありつつも、お母さん自身の名前を呼ぶ方が個人としてのその人自身を尊重している感じがして気に入っている。
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