拒食症患者－小さな挑戦と涙－

どうも。干からびた犬です。
先日、主治医とお話した際に「糖質・脂質が怖いのなら、
タンパク質を摂ってほしい。足りない分はプロテインで補ってほしい。」
と言われました。

挑戦

学生時代、スポーツジムでアルバイトをしていたわたしは、
ある程度プロテインの知識を持っています。
タンパク質を摂るにはとても有能なもの。
ただ、怖い所が２つありました。１つ目は「甘さ」です。
元々甘いものが大好きなわたし。
しかし、数か月間「砂糖」を口にしていません。
以前、とある記事でダイエットがきっかけで砂糖依存に陥ってしまった、
と読んだことがありました。プロテインは健康補助をするものですが、
飲みやすいように砂糖が使用されています。いわば、美味しい飲み物です。
プロテインを飲むことによって
「もっと飲みたい！甘いものが食べたい！」となるのではないか、、、
と不安でした。
２つ目は「体重が増えること」です。治療してるくせに何言うとんねん！と思った方、その通りです。
ですが、今のわたしにとっては「良い体重の増え方」も「悪」なのです。
だけど社会復帰したい、早く働きたい、そんな思いが強く、
しぶしぶ食事にプロテインを加えることに同意しました。

涙

いよいよプロテインを飲む時間がやってきました。
プロテインは「SAVAS」のミルクティー味を豆乳で割り、
さらに栄養が不足している点を踏まえて青汁を加えたものです。

明治 ザバス(SAVAS) ソイプロテイン100 ミルクティー風味 900g

一口目。とても勇気がいりました。
口の前まで運んでも口に含むことができず、見守る両親に
「ちょっと待ってな、ちょっと待ってな、、、。」と繰り返していました。
それでも飲めないわたし。
「えいって飲めや～！」。
しびれを切らした父に言われ、思い切って飲んでみました。

甘い、、、。
こんなに甘いもの久しぶりに口にした、、、。
美味しい、、、。

甘さが口いっぱい広がって涙が溢れました。
そうやんな。食べること、そして甘いものが大好きな自分を封印して
ずっとつらい思いをしてきたんだもん。
怖さは残りつつも、無事完飲。
一生口にできないと思っていたいた「甘さ」を感じることができた。
少し怖くて、嬉しくて。自分の成長を感じることができました。
ひとつずつ、食べられるものを増やしていきたい。
『干からびた犬』から『人間』に戻れるように頑張りたいと強く思った
昼下がりでした。

◎最後までお付き合いいただきありがとうございました。
　たった23年しか生きていませんが、
　わたしの生きざま、普段の食事記録などを
　記していけたらいいなと思っております。