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技術をお金に換えるには

みなさん、こんにちは

独立起業ITエンジニアのぽんです。

私は10年以上IT業界に身を置いており、今まで様々なシステムエンジニアやプログラマーを見てきましたが「技術を身につける」=「稼げる」と勘違いしている人が非常に多いと感じます。

確かに技術者が技術を身につけるのは、ステップアップに必要な事ですが、その技術がお金に換わるかどうかは別の話です

むしろ本当に稼いでいるシステムエンジニア・プログラマーは、早々に単体スキルとしての技術には見切りをつけている人が多いと感じています。

矛盾した話のように聞こえますが、技術だけを追い求めても、一定以上給与が上がる、稼ぎが増える見込みは薄いのです。

では技術は不要なのかと言うと、そういうわけではありません。

あくまで技術職である以上、プログラミングスキルやシステム構築技術などは絶対的に必要になります。

お金を稼ぐために必要なのは、その身につけた技術をお金に換えるための行動やポジショニングです。

今回の記事はシステムエンジニアやプログラマーでなくても、技術職であるなら意味がある内容だと思います。


お金が欲しいと思うのは悪いこと?

まず最初に、何故かこの日本では「お金を稼ぎたい」「もっと給料をあげたい」「金持ちになりたい」というようなことを大っぴらにするのはよくない。いやらしい。というような風潮があるように感じます。

私としては意味がわからないのですが、お金がほしいと思うことは決して悪いことではありません。

「お金が全てじゃない」「お金のために生きているわけじゃない」「お金がなくても幸せにはなれる」とか言う人もいますが、そんな事は当たり前の話です。

そう思う人は、そのようにお金に執着せずに生きていけばいいですし、貧乏でもやりたい事をやって幸せならそれでいいとは思います。

しかし、資本主義の現代社会においては生活していくためにお金は絶対的に必要なものですし、お金によって産まれる「自由」というものが存在します。


金銭と幸福度

確かに、お金を稼げば稼ぐほど幸福度が高いかというと、そんな事はありません

ただ、お金により得られる「経済的自由」というのは生きていく上での「余裕」となり、幸福を追い求める手段としては価値のあるものです。

もちろん全てを金銭で判断するのは危険です。

特に「人付き合い」を金銭だけで判断するのは確かに寂しい生き方だなと思います。

しかし、周りに頑張って稼ごうとしている人達が多くいる環境に身を置く事は、一番の近道でもあります。

重要なのは「稼ぐため」の行動と「幸福度を上げるため」の行動を切り分けて考えることです。

例えば、お金を稼がせてくれる人(顧客やビジネスパートナーなど)との付き合いは、当たり前ですが「稼ぐため」の付き合いです。(もちろんそれだけとは限りませんが)

逆に金銭の絡まない、気の合う友人との付き合いや、家族との生活は「幸福度を上げるため」の行動です。

またお金を使う行動も、時には「稼ぐため」の行動(投資)になりますし、美味しいものを食べるといったような行為も「幸福度を上げるため」の行動(消費)になります。

無駄なのは投資でも消費でもない「浪費」です。

これは個人的な行動においてだけではなく、仕事に関しても同じです。


技術者の投資・消費・浪費

例えば、技術者が新しい技術を身につけるために技術書を買ったり、ネット等を利用して学習したりすることは「投資」と言える・・・と思っていないでしょうか?

確かに、仕事の幅を広げるために、また新しい技術に触れて仕事をとるために行った学習は「投資」かもしれません。

ですが

学習したが新しい案件は取れなかった
その技術は陽の目を見ず廃れていった
現在の仕事に活かせる部分がなかった

というような場合、結果的にその行動は「浪費」となります。

自信がついたとか、知識欲が満たされた、というような意義を持たせることはできますが、お金にはなりません。

またその「浪費」と共に「消費」しているものがあります。

それは「時間」です。

時間というのは誰しも平等に消費していくものですが、ただ漫然と消費するよりは「お金を稼ぐため」もしくは「幸福度を上げるため」に消費した方が有意義ですよね。

確かに、誰にでもダラダラする時間や意味もなく過ごす時間というのはありますから、その全てが無意味であるわけではありません。

ボーッとする時間でリフレッシュできる人もいれば、ダラダラとテレビを見る時間が好きという人もいます。

大切なのは、せっかく「投資」のために時間を「消費」するのであれば、その効果が最大になるように思考、行動する事です。


「投資」の効果を最大化するために

では「投資」の効果を最大化するために必要な事とは何でしょうか。

それは「投資」の目的と目標を明確に設定し、計画を立てて行動、実行する事です。

先程の例のように、新しい技術を習得しても結果に繋がらなければ意味がありません。

最終的に自己満足で終わります。

学習する前に、まずその技術を習得して何がしたいのか「目的」を考えましょう。

・新いサービスを生み出したいのか
・自身の市場価値を上げて単価を上げたいのか
・就職、転職するためなのか
・目の前にその技術を使う案件があるのか

「目的」が定まれば、目標を設定しましょう。

・その技術の市場価値のリサーチをして目標単価を設定するとか
・自身の人脈の中での営業の仕方を想定するとか
・就職や転職、ビジネスマッチングサービスを利用する際のポートフォリオを計画するとか

自分自身(や会社)のマネジメントを短中長期で設定し、目標を定めて計画するべきです。

中長期目標は業界知識がないと難しい場合もありますが、その場合は短期目標だけでも設定しましょう。

ここで大切なのは「明確に」目標を設定することです。

給料が上がればいいな、単価が上がればいいな、案件がとれればいいな、では具体的に行動出来ませんし、そもそも、そんな事は皆考えている当たり前の話です。

明確に「来年の給与を○○万上げてもらう」「○月までに単価○○万で案件を受注する」「今年中に○○万売り上げる」と具体的な目標を立てましょう。(あまりにも現実と掛け離れた目標は意味がないかもしれませんが)

漠然と、最新技術だからとか、流行っているからという理由だけで学習しても、結果が伴う可能性は低いと思います。

何となく「この技術を習得すれば稼げそう」と考えるのは危険です

また目的や目標をきちんと定めていれば、習得速度やモチベーションも上がります。


技術以外に必要なこともある

もちろん、目標や目的を定めて、それに沿って行動しても、それだけで稼げるようになる訳ではありません。

技術以外にもコミュニケーション能力や交渉能力、文章力や論理的思考能力、営業力等、必要なスキルは多岐に渡ります

いきなり学習を始めるよりは、例えばその技術を使ったサービスを自分で利用してみたり、ノーコードツールを使ってプロダクト開発を体系的に学んでみたり、人脈やSNS、サロン等を利用して先人達のマインドをインプットしたり、その能力や行動を分析してみたり、先にできることは色々とあります。

「まずやってみる」という行動力は確かにとても重要ですが、「学ぶ」というのは技術的な事だけではありません

技術をお金に替えるためには技術の習得以外の行動も重要になるのです。

また究極的には、本当に1番稼げるのは技術を持った人ではなく、「技術を持った人に稼いでもらえる人」になります。

当たり前の話ですが、経営者や事業主、投資家が1番稼げます(成功すれば)。

そういった意味で言えば、本当にただ稼ぎたいのであれば、技術を学ぶより経営や事業、経済を学ぶ事の方が先だとも言えます。

しかし起業や投資というのはリスクもありますし、得てして技術者というのはその技術や物作りが好きでやっている人も多いと思います。

せっかく身につけた技術なのですから、その技術を最大限お金に換えるための行動を心掛けて下さい

漫然と目の前の仕事をこなしているだけでは、稼ぎは増えません。


おわりに

今回の記事は少し抽象的なマインドの話になってしまいましたが

・その行動が「投資」なのか「消費」なのか「浪費」なのかを考える事
・「投資」効果を最大限にするために時間を「消費」すること
・「投資」を「浪費」にしないために目的を明確にすること
・目的のために目標を「明確に」設定すること

というのは、技術者に限らずお金を稼ぐためにはとても重要な行動です。

ぜひ頭の片隅にその思考を置いて行動することを心掛け、この記事があなたの「幸福度を上げる」一因となれば幸いです。


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