緑茶カテキンで体脂肪が減る

今回は緑茶のダイエット効果についてです。

最近はトクホ認定の緑茶や濃い緑茶などコンビニやスーパーなどで多く見かけるようになりました。

では実際に緑茶にはどのくらいダイエット効果があるのかを書いていきたいと思います。

カテキン

緑茶の健康効果やダイエット効果といって一番に浮かぶのが、カテキンではないでしょうか。

緑茶ポリフェノールの約８割がカテキンで、その中でもエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの四種類に分けられます。

その中のエピガロカテキンガレート（EGCG）が最も抗酸化作用が強く、脂肪燃焼作用のある主要なカテキンとされています。

脂肪減少を調べた研究

緑茶による体脂肪減少効果を研究した無作為割付比較実験があります。

どのように実験が行われたかというと、

・緑茶カテキンの摂取以外にダイエットをしない（食事制限や運動など）

・緑茶カテキンを摂取するグループ、摂取しないグループも同様にその他の条件を変えない

・対象者は無作為に抽出する（年齢、性別、体重など）

・計測に被験者、測定者の主観が入らないよう、被験者がどちらのグループに属しているかを伏せておく

という条件で行われた１４個の研究を統計的に分析したメタ分析で結果を導き出しました。

どの程度の体脂肪が減少したか

１４個の実験それぞれの被験者や実験期間、カテキンの摂取量に違いがありますが、平均すると

平均３～４か月の摂取

カテキン1日平均531mgの摂取

平均950ｇの体脂肪の減少

という結果になり、被験者全体の９５％に少なくとも体脂肪の減少は見られたようです。

1.2㎏以上の体脂肪が落ちた研究では特徴としてカテキン摂取量を1日487～652㎎の範囲で摂ることが効果的だったようです。

また、体組成に関して体脂肪量が多く肥満、やや肥満の方に対しての体脂肪減少効果がより大きかったようです。

その他の作用

その他にもカテキンには、抗菌作用、腸内細菌改善や、

血圧やコレステロールや血糖値の上昇の抑制作用などもあります。