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ガラパゴス諸島旅行記④:アシカの赤ちゃんがたくさん!サンクリストバル島【2023秋】

ガラパゴス諸島で訪れた最後の島がサンクリストバル島でした。イザベラ島から直行のフェリーは出ていないので、一旦サンタクルス島に戻ってからサンクリストバル島行きのフェリーに乗ります。フェリーは2本なので60ドルです。

【ガラパゴス諸島のフェリー事情】

ガラパゴス諸島の三つの有人島には、サンタクルス島を中心に、西にイザベラ島、東にサンクリストバル島があります。この島間は基本的にフェリー(フライトもあるけど高いしちょい複雑)で移動するのですが、

・イザベラ島とサンクリストバル島を直行で結ぶフェリーは運行していない
・エクアドル本土(キトorグアヤキル)とのフライトはイザベラ島には運行していない

この二つの要素が相まって、三つ全ての島を訪れようとすると必然的に1番移動が少なくて済むルートが今回の旅程のようなものになります。

※全てのフェリーは固定で片道30ドルです。全部サンタクルス島の港近くのカウンターで、現金購入しました。まとめて複数の航路分購入すると割引になったという話も読んだことがあるのですが、私が買った時は無理でした。

こうやって地図を見るとイメージ湧きやすいかと思います。

到着すると「お、結構栄えてる!」というのが第一印象。
自然そのままの感じが印象的だったイザベラ島よりも、サンタクルス島にそっくりです。

そして次に目に飛び込んできたのはもちろんアシカ。ああここにもいるよね…いや、待ってあれは!?

「おちびがいるーーーー!」

他の島でも授乳中の光景などは見かけたのですが、ある程度成長した子ばかり。しかしサンクリストバル島には、この前生まれたんじゃないかってくらいの小さな赤ちゃんがたくさんいました。かわいすぎて(私が)死んでしまいそうです。

夜中は狩りに出ていたお母さん、お父さんアシカも戻ってきて、ビーチは大混雑。

常にアシカ独特の、ガアガア、ゲエゲエとした鳴き声が聞こえています。小さな赤ちゃんが鳴きながらお母さんを探して一生懸命這っている姿も。縄張り的なものもしっかりあるらしく、ケンカをしている姿も頻繁にみられました。可愛らしい見た目ですがアシカは英語で「Sea lion」、激しく争う姿は海のライオンとの呼称も納得させるものでした。

もうここまできたら珍しいものではないかもしれないですが、サンタクルス島、イザベラ島を差し置いて「アシカ天国」だったサンクリストバル島、ツアーなどには参加せず基本的にのんびり過ごしたのですが、おすすめスポットを紹介します。

個人で行けるおすすめスポット

El Junco

ガラパゴス諸島で唯一の淡水湖とのこと。メインタウンのPuerto Baquerizo Morenoからタクシーで30分ほどだったかと記憶しています。Galapaguera de Cerro Colorado、Puerto Chinoもまとめて連れて行ってくれて、滞在中は待っていてくれる感じでとてもスムーズでした。

ちょっとした丘を登り、たどり着くと目の前に広がる壮大な湖。その上を羽ばたくグンカンドリは、まるでドラゴンのように見えました。

Galapaguera de Cerro Colorado

ゾウガメ保護センターなのですが、他の島にあった施設とは違いここは入場料無料なのがありがたい。でも、結構敷地が広い&丘になっているので、思いの外歩かされます。

フェンスがないので、間近でたくさんのゾウガメを見ることができました。通り道を塞がれてしばらく待たなければいけないことも…笑

丘の上には赤ちゃんや子供のゾウガメがいたのですが、一匹、ひっくり返ったままずっとバタバタしている子がいて…最初は微笑ましく見ていたのですが本当に何十分もそのままで、結局戻った姿を見届けられないまま帰ってしまいました。自然界は厳しいのでそういうこともあるとは思うのですが、無事に元に戻れたのか、ちょっと心配です…

Puerto Chino

あまり広くないのですが、人が少なくて静かで落ち着いたビーチでした。

ただ、岩場のそばということで、結構波が強いので注意。実はちょうど私が泳いでいた時、生まれて初めて溺れそうになっている人を助けました。短い期間だけど子供の頃水泳習っていて良かった…

Playa Mann

メインストリートから徒歩で行ける人気のビーチです。狭い割に人がちょっと多いのは仕方がないのですが、何も予定がない午後をのんびりと過ごすのには最適でした。私はここで真っ黒に日焼けしました笑

夕焼けを見るにもおすすめのスポットです!

側にアシカの群れが常にいて、泳いでいても気がつくと真後ろをでっかいオスが通過したりするのでお気をつけください^^;

Point Carola Beach

Playa Mannから10分くらい先に歩いたところにあるビーチなのですが、ここはイチオシのシュノーケリングスポット。足がつきそうな浅瀬であるにもかかわらず、大小たくさんのカラフルな魚はもちろん、なんとウミガメを5匹くらい見ることができました。ツアーではないのでじっくりそこにとどまって観察できて、自然の素晴らしさを再実感。

ただ、生き物が多いのは岩場であるからこそ。波が強く、岸に上がろうとする時にちょっと苦労するくらいでした。シュノーケルに夢中で気がついたら沖まで流されていたとか十分あり得る話なので注意してください。

もう一つ、この島の良かったところは、空港とメインタウンが近いこと。2kmくらいなので、雨さえ降っていなければ徒歩で行けます。小さな空港で特にやることもなかったので、チェックイン後に再度歩いて海沿いまで行き、アシカちゃんたちとお別れをしてきました。

サンクリストバル島から本土のグアヤキルまでLATAM航空で飛んで、翌日にはオランダに帰国。いやー、非常に濃い2週間でした。今まで40カ国近く渡航済みなのですが、1番楽しかった国更新したかもしれません。「ガラパゴス諸島住めないかな?」と思ってちょっと調べてみたのですが、仮に仕事があっても一時的にしか住めず、永住、定住は現地の人と結婚しない限り無理っぽい…諦めます。笑

そんなこんなで、仕事をセーブして楽しんだ旅行だったのですが、帰ってきてみたらなんと最近収入の1/3ほどを占めていたイギリスの会社のプロジェクトがなくなっている!?フリーランスにはあるあるですが、せめて一言事前に連絡ほしかった…まあ海外なんてこんなもんですかね。てことで散財した後に収入が減り大ピンチの今日この頃ですが、頑張ります!

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