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言葉の定義(言葉遊び)

上記記事で私は少々言葉遊びをしました。
ビジネス用語に対する私なりの解釈をつらつらと書いていきました。

これ自体は何の利益も生みません。
あくまで私の中での思っていることの表明にすぎず、これで世界が変わるなんて微塵も思っていません。

ただ一方で、経営者、あるいはチームを率いるリーダーは違います。
組織の中で使われる言葉の定義をするのは原則リーダーの役目だからです。

言葉のすれ違い
人によって言葉の解釈は少しずつ違います。

少ない人数であればすり合わせは容易ですが、人数が増えれば増えるほど言葉の摩擦、すれ違いや勘違いが発生する可能性は高くなります。(というか、私はこの短いビジネスマン生活の中で何度もそんな場面に出くわしてきました)。

とある書籍で、同じことを言っているんだけど相手と自分で表層の言葉が違う場合、相手に合わせるほうがコミュニケーションがうまくいくという話を読んだことがあります。

リンゴのことを相手がアップルと言っているのであれば自分もアップルというようにしたほうが、相手からの印象が良くなる、正確には言葉で引っかかることがなくなるのでコミュニケーションが円滑になる、というお話です。

このテクニックはお客様相手や入ったばかりのグループの中でのコミュニケーションをとる際には確かに有効です。

ただし、それはあくまで個人の努力の話です。

そうではなく組織として、このすれ違いを解消する方法はないのか?
組織として、言葉を定義しておいたほうが早いのではないか?
そう思うのです。

言葉から生まれる企業文化
ここで大切なことは定義はしても強制はしないということです。

定義は存在するだけで意味があります。

条例などで努力目標が掲げられているだけで特に罰則規定もないものが存在します。人によっては無駄だと感じるかもしれませんが、私はこういった罰則のない、強制力のない定義が組織上流からの文化の作り方ではないかなと思います。

企業も同じで企業内文化は結局のところ、プレイヤーの皆さんが居心地のいい環境を自分たちで作っていく中で生まれるものだと思います。
マネジメント側からできることはそのための旗振り程度なのかもしれません。

それでも経営者が積極的に自ら定義した言葉を自ら使っていくことで従業員にも広がっていき、ひいては従業員間の円滑なコミュニケーションの手助けになるんじゃないかなと思います。

冒頭でお伝えした通り、このような言葉遊びは直接的に利益を生みません。利益を生み出す企業にとっては優先順位は限りなく低いです。
ただ年に一日ぐらいこんな言葉遊びに興じてみてもいいんじゃないかなと感じる次第であります。


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