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管理とは見守ることである

管理のイメージ
管理という言葉を聞いて
皆さんはどんなイメージを持ちますか?

細かいところまでチェックされる、
窮屈、
口うるさい、
そんなイメージがあるんじゃないでしょうか?

実際今の日本における管理は過干渉、
いわゆるマイクロマネジメントなところがあります。

しかし本来管理とは見守ることではないかと思うのです。

整理整頓、教育、そして管理
私はマネジメントの段階として
整理整頓、教育、管理の三段階があると考えます。

マネジャーはまず整理整頓を行います。
これはプレイヤーのみなさんが100%の実力を
発揮できるように環境を整備することです。
加えて、この時点で業務の棚卸とマニュアル化を行います。

次に教育を行います。
整備された環境の中で
どのような役割を担ってほしいのか、
どのようなワークフローになっているのかを説明します。
前日のマニュアルはここで生きてきます。
教育を行う際には必ずマニュアルに沿って説明を行います。

そうして初めて管理、
すなわち教えたことが実行されているかどうかの
観察が始まります。

管理とはあくまでこの観察を指します。
教えたことをプレイヤーのみなさんが
どのように生かしているのか、
それをひたすら観察し、成否を判定します。

ここで直接教えたやり方と違う! 
と糾弾するのはご法度です。
もちろん程度にもよりますが、
そもそも教えたのはあなたです。
それが伝わっていなかったのだとしたら
それは教えた側の責任です。

そして観察の結果、否となった部分に対して
新たに整理整頓を行い、それに基づいて
教育をしてまた管理します。
あとはこれの繰り返しです。

ここまでの中で気を付けたいことは
直接的に人に干渉しないということです。
あくまで干渉する対象は環境と教育です。
どんなにいいことでも人に干渉されることは人に
とって一定のストレスになります。
過干渉が原因で人材が流出してしまうのは
人への干渉が多すぎるからです。
ミスを減らしたい、
空気を換えたい、
業務効率を上げたいと望むなら、
働きかけるべきは人ではなく環境です。

ここまで環境への干渉を強く主張してきましたが、
とは言え最後の最後は人への干渉にならざるを得ません。
そもそも教育自体が人への干渉なわけですし。
しかし人への干渉の前にできることはたくさんあるはずです。
それらすべてに手を尽くして、
それでもどうしてもとどかない部分だけ、人に頼る。
そんな姿勢を崩すことなく、
明日からも環境整備にまい進する次第であります。

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