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「型に投資する」バクラクのコンテンツマーケ立ち上げをふり返る

こんにちは、LayerXマーケティングチームの大友です。現在はバクラクの価値をお客様に知ってもらうためのコンテンツ制作を担当しています。

あっという間に入社して5ヶ月目になりました(はやい……)。入社してからずっと、「お客様のためにより良いものをつくっていくぞ」というチームメンバーの強い意志に触れるありがたい日々を過ごしています。

今回は転職してはじめてのnoteということで、私の担当するコンテンツマーケチームでどんなことをやってきたのか、どんなことを大事にしてきたのか、ふり返ってみたいと思います。

※コンテンツマーケチームでは主に、ホワイトペーパー(お役立ち資料)導入事例記事などをつくっています。

このnoteはこんな人におすすめです 💁🏻
✔ BtoBコンテンツマーケをやっている、関心がある
✔ バクラク事業部のBizチームの動きに関心がある
✔ LayerXのコンテンツマーケチームがどんなことしているのか気になる

※今回の記事は、10月から始まっているLayerX 2022アドベントカレンダー(概念)、14日目の記事です。

昨日は、開発チームtomoakiさんによる「感動体験を届けるためのLayerX流スプリントレビュー」記事でした!私も毎回感動しているレビュー会についての学び多い記事です。ぜひご覧ください!


型に投資する / アップデートする

私は一人目のコンテンツマーケ専任者として入社したため、まずはコンテンツの量と質を担保するための型をつくり、それをアップデートしていくことを心がけてきました。

この記事ではどのようにコンテンツ制作フローの型をつくってきたのか、【1】伝わるコンテンツを生み出す【2】お客様に届けるという2点に絞ってご紹介します。

組織として大切にしていることを集めた「LayerX羅針盤」においても、型に投資すること、それをアップデートすることが重視されています。

余談ですが、私は「過去の仕組みは、現在・未来において常に誤ったものであると自覚しましょう」という言葉がすきです。

これは過去を否定しているわけではなく、これまで築いてきたものがあるのだからその先を考えよう、という意味だと理解しています。

過去や他者の否定には意味がなくて、どうしたら未来がもっとよくなるかを考え、動くことにこそ意味があるんだと信じて型をアップデートしていきたいです。

【1】伝わるコンテンツを生み出す

入社して「これからたくさんコンテンツをつくっていこう!」という中で、まずはコンテンツ制作の型をつくるところからはじめました。型をつくることで効率的に制作ができ、また属人化を防ぐことができます。型づくりとして具体的にやってきたことはこんなことです。

■読み手にとってストレスの少ないUIを徹底する

・フォントサイズや種類、色づかいのルールを決めて、それを徹底することで読み手が内容に集中できる状態をつくる
・質を担保するため、デザイナーさんによるデザインチェックと表紙作成を制作フローに含める

■伝えたいメッセージを届ける

・誰に向けて、何を伝えるのかを見失わないために、コンテンツ制作にあたって対象者と想定変化を書き出す
・作成前にドメインエキスパートでもあるチームメンバーとアジェンダをすり合わせることでコンテンツの質を担保する
・1ページ目にメインメッセージとアジェンダを記載する

■読み手のニーズにあった訴求を模索する

・タイトル案を3つ以上あげ、他の人から意見をもらう
・CV数や商談創出数を見てホワイトペーパーの切り口を検証し、反応がいいパターンを参考にする、反応が芳しくないパターンのタイトルを変えてみる

■読み手の次のアクションを促す

・問い合わせ先やサービス紹介資料ダウンロードなどのCTAを必ず入れる
・バクラクシリーズとして製品ラインナップを認知をしてもらうためのテンプレートスライドを作ってすべての資料に入れる
・資料ダウンロード後のサンクスメールをお客様の関心にあわせて改善し、他の資料の案内も入れる

【2】お客様に届ける

コンテンツを作っても、お客様に届かないと意味がありません。

そのため、広告やナーチャリングメールなど各チャネル担当者、お客様と直接接点のある他部署(インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス etc. )に、「こんなコンテンツがあるよ!」と知ってもらえるように発信してきました。

■コンテンツ一覧シートを作成

作成済み&作成中のコンテンツをスプレッドシートで一覧化し、他チームの方がニーズにあったものを探しやすいように整備しました。これはSmartHRさんのnoteにある、導入事例のコンテンツマッピングを参考にさせていただきました!日々、営業チームメンバーなども見てくれています。

ホワイトペーパー一覧(導入事例記事一覧もあります)

■インサイドセールスチームとの連携

マーケチームはインサイドセールスチームと共通の目標(商談数)を持っており、チーム間の情報共有を大切にしています。私もインサイドセールスチームの夕会に参加してホワイトペーパーの紹介をしたり、要望をもらったりしています。

■チャネル間の連携

マーケチーム内でも広告担当者やメール担当者がコンテンツの発信をしてくれるので、こんなコンテンツがあるよという共有をSlackやミーティングでしています。最近は、定例で各チャネル担当者とコンテンツ案を考えたり、情報共有したりする時間をとりはじめました。

■Slackでの全体共有

お客様の導入事例記事などは、Slackで事業部全体に共有しています。お客様が価値だと感じていることや、お客様をサクセスに導いてきたメンバーの活躍をみんなに知ってもらえたらと思ってサマリを投稿しています。

LayerXのいいところは、それぞれのチームが担当分野でプロフェッショナルな働きをしつつ、部署横断で情報共有し、柔軟に協力し合える関係があるところです。こうして社内メンバーにコンテンツの存在を認識してもらうことで、お客様に価値を届けていくことができると思っています。

「コンテンツ制作-Ops」としてコンテンツマーケをアップデートする

私が入社する4ヶ月前まではコンテンツマーケの専任者はいなかったため、マーケメンバーが兼任しながら作成していました。

2022年10月現在は、コンテンツチームは2名体制(+導入事例記事のライティングをお願いしている業務委託ライターさん1名)で、リードや商談獲得につながりやすいホワイトペーパーの制作に力を入れています。

型を作りながら、まずはアウトプットを出すことに集中し、3ヶ月で事例記事とホワイトペーパーあわせて30本以上のコンテンツを公開しました。結果的にホワイトペーパーの数も4ヶ月でこれまでの3倍になり、広告やメールの強化も相まってリード獲得数増加にも貢献できています。

ホワイトペーパーのリード獲得数(CV数)の推移

LayerXはOpsポジション採用のメンバーに限らず、一人ひとりがより良いオペレーションを目指して改善を進めている組織です。コンテンツマーケチームとしても、これまでの型を活用しつつアップデートして、よりお客様に役に立つコンテンツを生み出していきたいと思っています。

そんなわけで、個の力を活かしながらも全体最適なオペレーションを目指すコンテンツ制作-Opsなチームを一緒につくっていくなかまを募集中です!

ゼロベースでより良い仕組みを構築していきたい、コンテンツを起点にバクラクの価値を広めていきたいという方はぜひお話しましょう〜

爆速開発なチームのおかげでこの4ヶ月のあいだに新しいプロダクトが増え、5つもプロダクトがあります!まだまだバクラクの魅力を知ってもらうためにやりたいことは盛りだくさんです!!

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