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権威と権力、リーダーにとってどちらが大切でしょうか?

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

先日、ある会社の社長が部下に対して激しい罵声を浴びせ、
その部下は翌日に退職届けを提出、数日後に受理されたそうです。
その浴びせた罵声は「お前は何様だ!
お前の代わりなんていくらでもいる、いい加減にしろ!」。
詳細な事情はわかりませんが、これだけ聞くとひどいパワハラです。

こんな経営者の元で人生をすり減らすよりは、
新しい場所を模索する方がよっぽど建設的ではあるのですが、
人生にはこのようないわゆる権力を振りかざすような
経営者・社長と上手に付き合っていく必要が
ある場合もないわけではありません。


どうすれば良いでしょうか?いくつかポイントをまとめてみました。
権力を振りかざすタイプの権力者の性格や特徴を分析し、
上手に「媚びる」ことができるタイプの人もいるんです。
それを模倣してみるのも自衛のための一つの手段です。
「あるある」と、思わず納得していただけたら嬉しいです。

・損得勘定で考えるようにする
・挨拶・お礼上手に振る舞う
・愛嬌がある
・笑顔で気に入られる

媚びる人は、裏の性格を巧みに上手に使い分けます。
最も大切なのは要領よく振る舞うようにすることです。
自分の意見を有力な人の意見に、要領よく合わせることができます。
相手の意見に同調してイエスマンに徹することです。
信念がなく上の意見に従い、すぐに意見を変えてしまうことは、
表面的で薄っぺらいような印象を持つかもしれません。

それでも、家族の事を思ったり、
職場の同僚や部下に頼りにされていたり、
取引先のお客様を多く抱えていたりする人は、
すぐに辞めることはできません。
また、退職したところで次の転職先のこともあります。
収入が下がるのでは、人間関係はどうか、など、悩みは尽きません。

不安はありますが、今は辛抱し、
「不満」と表に出さないようにするためには、
権力者にいかに上手に媚びへつらうかがポイントです。
やり過ごして、うまく付き合っていけるのであれば、
それに越したことはありません。
しかし、それでも不満に耐えられないときは来るかもしれません。
その「決断する瞬間」を、どのように判断すればよいでしょうか?

易経に、易経に「天山遯」という「卦」があります。

「天山遯」は「逃げる時」です。
「遯」=「豚・トン」は、豚が走り逃げ出すくらいの
勢いで逃げなさいという意味になります。
「負けるケンカは回避し、逃げるべき時に逃げる」ことが大切です。

逃げることは卑怯なことではありません。
むしろ逃げるべき時に留まり、
逃げ遅れてしまったら大変なことになります。

自分の意志の、曲げられないようなところまでを曲げて、
権力者に媚びを売っても、機を逃がせば犬死をすることになります。
そんな時はいち早く権力者の元から離れ、その組織の地位を捨ててでも、
ひとまず安全なところへ回避することが望ましいでしょう。

2022年も、経済的にも厳しい状況が続きます。
スクラムヒューマンパワーでは人材ビジネスを展開しています。
人材ビジネスでは時代を読むこと、時流には逆らわず、
「時の兆し」を読む感覚を大切にしています。
クリエイティブな感覚が重要です。
例え今が順調でも、この先どのように変化していくのかを
見極めなければなりません。

「時」と「兆し」を観る目を養う。
物事は窮まらないと変化を見せません。
しかしその兆しは、なんらかの事象で必ず報せがあります。

今は時代の転換期、Oneteamとなり、
SDGs、持続可能な社会を実現するときです。
必要なことは、みんなの声が届く組織をつくること!

次回、権力ではなく、
権威のリーダーとはどのようなリーダーがお話いたします!


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