見出し画像

リーダーを経験して伝えたいこと

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

ラグビー、チームスポーツで
リーダーを経験できたことは、私の大きな財産です。
人の痛みを理解すること、チームとしての目的・目標と
それに向けて個人がどう動くべきか、
相手に対する配慮や敬意、感謝の心や傾聴の姿勢など、
心の在り方を学ぶことができたからです。
また、技術よりも技能、
つまりスキルが備わっていることも重要ですが、
臨機応変に判断し対応する技能を
練習を通じて身に付けることができました。

リーダーを経験すると、判断力・決断力、そして洞察力が備わります!

日川高校3年生時に、
ラグビー部員50名のキャプテンとして1年間チームをけん引しました。
兄もキャプテンを務めていましたが、
兄弟でキャプテンを務めるというのは
日川高校ラグビー72年の歴史の中でも非常に珍しく、
今のところ私たち日原兄弟だけです。

1,2年生全員での多数決により、キャプテンに就任しましたが、
私が初めからリーダーに向いていたかというと、そうではありません。
私の他にもキャプテン候補は何人かいましたし、
役割によってどう立ち回るかを学び、リーダーに必要な能力を
身に付けてていったと言う方が良いかもしれません。

キャプテンに就任すると、
新しいチームの目標を決め、監督に報告します。
目標は「日本一」。花園での優勝です。
当時日川高校ラグビー部は、ベスト4に残るなど
強豪校としてその名を全国に轟かせていました。
ファンもたくさんいました。

その強豪校のキャプテンとして日本一を目指すという重責を担い、
プレッシャーと戦いながらも日々練習に取り組みました。
実は高校一年の時に腰を痛め、
それをずっと抱えていたのですが、練習前に痛み止めを飲み、
誰よりも声を出し必死に練習に食らいつきました。
以前日川高校時代のこととしてnote記事にもしたのですが、
日川高校の夏合宿は厳しいことで有名です。

ランパスという、
「ひたすらボールをパスしながら走る」練習があるのですが、
厳しさのあまり途中で逃げ出す選手もいます。
私はその選手を再びランパスに参加させ、
誰一人脱落することの無いよう取り組みました。
真剣に取り組まない、態度の悪い選手に叱責し、
今では許されることではありませんが、時には鉄拳制裁もありました。
キャプテンが弱いところを見せないよう、弱音は吐かず、
つらい練習にも率先して取り組む姿を演じていました。

画像1

リーダーでは孤独も味わいました。
チームの為の理想が、一人歩きしてしまうこともあります。
チームとしての目的・目標と、そのために必要な個人の行動が
うまく噛み合わない選手もいます。
言葉巧みにメンバーを誘導するリーダーも、
論理で選手を説得するリーダーも、様々なタイプのリーダーがいます。
私は身体で、態度でメンバーを導くリーダーでした。

私のポジションはスクラムの最前列、左プロップです。
ここからはゲームをコントロールすることはできません。
ゲームのコントロールは他のリーダーに任せ、
私はスクラムを勝つことに集中しながら、
チームの雰囲気を上げることを担います。
人を信頼し、任せることの大切さも学びました。

監督が選手の起用に迷うときは、キャプテンとバイスキャプテンに
「お前らで決めろ」と、権限委譲します。
私たちに決めさせることで、戦略のみならず、
チーム、選手に対する敬意や責任といったことも学ばせてくれました。

私が適任であったかは、私が答えを出すことでは無いのでわかりません。
精一杯取り組み、その時できる最善を尽くしました。
唯一つ誇れることは、同級生20名がひとりも退部する選手は無く、
3年間苦楽を共に、感動を分かち合いました。

リーダーを経験すると、得られるものがたくさんあります。
役割を通して学び、成長できます。
人材育成のプロコーチとして、伝えたいことが沢山あります。


スクラムヒューマンパワーでは人材育成事業を展開しており、
様々な企業やスポーツチームから、
社員研修・選手育成のご依頼を頂いております。
オーダーメイド型の研修にも対応いたします。
是非お問い合わせください!


サポートいただけたら幸いです。 よりよい学びや情報をお届けするために使わせていただきます。