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【文転】~文理選択に新しい選択肢を~

皆さんこんにちは!自己中神です!そろそろ文理選択の時期になってきましたね!「理系はむずそうだから文系」や「数学に興味があるから理系」などいろいろな意見が出来上がってきているかもしれません!そこで今日は【文理選択に新しい選択を!】ということで【文転】について説明していきます。この記事が皆さんの役に立てば幸いです。




文理選択

文転について話す前に文理選択についてもまあまあ触れていきます。「文転だけ興味ある」や「文理選択は知り尽くしてる」などの場合は目次から【文転】の説明を選んで飛ばしてください!
文理選択は毎年下のように進んでいきます

  • 七月→始めの文理選択調査

  • 夏休み→選択について考える

  • 九月・十月→最終選択調査

  • 決まり

このような流れを取っている高校が多いです。
文理それぞれのメリット・デメリットにも軽く触れていきます。

文系のメリット

  • 学校の課題が少ないことが多い

  • 理系に比べ勉強量が少なくて済む

  • 同程度の学力を持つ理系選択者より2ランク程度高い大学に行ける

  • 遊ぶ時間が多く取れる

  • 体育などの副教科の時間が多くなる(こともある)

  • 学費が理系より安い(私立大学の場合)

  • 理系よりも立地がいいキャンパスを使うことが多い

などがあります。一言でいうと楽です。では次は文系のデメリットについても挙げていきます。

文系のデメリット

  • 研究職などの文系では就けない職種がある

  • 理転は出来ないから後戻り出来ない

  • 理系より年収が低い事が多い

  • クラスに「受験勉強!!」みたいな雰囲気ができにくいため、受験勉強がはかどらない(ことがある)

などがあります。次は理系のメリットについて解説していきます

理系のメリット

  • 文転できるから後戻りできる

  • 文系には出来ない理系にしか就けない職に就ける

  • 文系より年収が高い事が多い

  • 体育などの副教科を取らないことがある

  • クラスが「受験勉強!!」みたいな空気になる為すごく勉強しやすくなる

  • 文系よりもキャンパスがしょぼいことが多い

などがあります。一言でいうと文系より未来の選択肢が多いです。次は理系のデメリットについて解説していきます。

理系のデメリット

  • 文系を選んだ時よりいける大学のランクが下がる

  • 大学生になってもレポートが多かったりするため文系ほど遊べない

  • 勉強が難しいから大変(特に数学)

  • 私立大学の場合、学費がかなり高くなる

  • 理系学部がない難関私立も結構あるため友人に合わせたりできない

  • クラスの男女比が8:2くらいになる

などがあります。やはり理系は文系に比べると大変な面が多いです。



【文転】の説明

【文転】とは「理系選択者が理系クラスに属しながら大学受験は文系教科で行う」という事です。よく間違えられがちですが「理系クラスから文系クラスに変更する」ということではありません。あくまでも文転とは「学校では理系の勉強をしながら、文系の受験勉強をする」ということです。なので文転した明確な瞬間というのはありません。学校側にも「文転しました」という必要もありません!(学校側としては教えてほしいとは思いますが、教えたからと言って学校が協力できることはありません)
では、よくある質問とその答えについても見てみましょう!

Q文転は理系で続けてた時よりも大変なのですか?
A楽になることが多いです。が!これは少し難しい話なので後で詳しく解説します。

Q理系クラスに属し続けるということはわざわざ受験に使わない科目も勉強するのですか?
Aはい。高校を卒業するまでは理系として生きているので高校卒業のために理系科目も勉強します。(卒業できる程度に)

Qいつまでに文転するんですか?
A二年の秋くらいですね。基本は志望校決定の時に「文転する!」と決めます。

Q政治経済などの科目はどうやって勉強するのですか?
A参考書学習や塾での勉強になります。学校での講義は一切受けられないです。文転の一番大変な点です。

Q学校の許可が必要なのですか?
Aいいえ必要ないです。

【文転】は大変なのか?

文転して大変になることはあまりありません!しかし一概に【楽になる】というわけはありません。下の条件に当てはまる人にとっては楽にならないかもしれません

  • 文系科目(国語や社会)が苦手な人

  • 学校以外での自主学習が苦手な人

この二つに当てはまる人は一概に楽になるとは言い切れません!文転は学校外での学習が大切になっているため自律出来ない人には少し不安要素が残ったりもします。

なんで楽になるのか?

簡単な文系教科を勉強するだけで済むからです。
下は同志社大学理工学部(理系)電気工学科と同志社大学商学部(文系)の受験科目表です

同志社大学理工学部電気工学科の入試科目表
同志社大学理工学部(理系)電気工学科
同志社大学商学部(文系)

文転した場合追加で学習しなければならない教科は国語だけで済みます(数学を使う場合)たったそれだけで化学(又は物理)を勉強しなくて済みますし、数学Ⅲ(くそむず)をしなくて済みます。一言でいうと難しい科目の代わりに簡単な科目をすることができます。それに文系として受験するので理系の時よりも1~2ランク高い大学に入れます。

【文転】のメリット・デメリット

当然文転にはメリット・デメリットがあります。文転のメリットとデメリットを挙げていきます!

メリット

  • 今なりたい職業が決まってなくても二年秋まで選択期限を伸ばせる

  • 一度しかない人生で文系と理系どちらも体験できる

  • 理系クラス(勉強の雰囲気が出来ている)に属しながら勉強できるからモチベーションを保ちやすい

  • そのまま理系を続けるよりは楽

  • 理系を続けていたときより1~2ランク上の大学にいける

  • 進学可能な大学が増える(武蔵大学など)

デメリット

  • 初めから文系を選んでいた人よりは大変

  • 学校以外で一教科(最低)勉強しなければいけない

  • 卒業のために受験に使わない教科を勉強しなければならない

  • 中途半端になると【高校を卒業出来ないし文系科目も中途半端】という最悪の状態になる


【文転】によって与えられる新しい選択肢

文転を知っていたら下のような選択もできます!

「今はなりたい職業とかないんだよな~でも来年理系しかなれない職業に就きたいと思うかもしれない~」←この場合は取り敢えず理系を選び二年秋までに【夢の職種を見つけれたら理系、見つけれなかったら文転】などの選択が出来ます!文転前提で理系に行くのも一つの選択肢ですよ!

つまり文転とは(文理選択時点)
【労力を払うことで来年まで選択時期を伸ばすことができる手段】
だと筆者は思います。

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