【映画レビュー】雑多に色々

映画のレビューや考察を見るのが好きだ、好きなものを自由に語っている人は魅力的だ。映画というカルチャーは比較的わかりやすく、観るだけでその輪に入れることが素晴らしい。

仮に観て「イマイチ作者の意図がわからなかった」となったとしても、それも立派な感想だ。意図がわからない、に行き着くまでにどのような解釈をしていたのか、どのような視点を持っていたのか、その人にしか得ることができない素晴らしい体験だ。

という長ったらしいくっせえくせえ前置きをしたのは映画を語りたいからだ。好きな映画をなんとなく、無作為に、語りたい。

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キャスト・アウェイ（2000）

３行のあらすじ
・世界中を飛び回るSEのトムハンクス、飛行機が事故で墜落！
・無人島に漂流したぜ、自分以外生き残りはいないぜ
・４年も経ったんだぜ…ワイルドだろ？

トムハンクスが主演の映画は、だいたい好きなんですけど一番を決めるとすれば、「フォレストガンプ」と悩むぐらいこの映画が好き。

誰もいない無人島で一人でひたすら生活するだけの絵が９割なのに、全然飽きずに見れちゃうのは、「もしも無人島に漂流したら～」みたいな話が俺たちゃあ好きな生き物で、実にリアルに見せつけてくれるからなんだろうなぁ…。

水を飲んで腹を下すし、歯を磨けないから虫歯にもなるし、火おこしなんてうまくいかない、ココナッツの実をとっても外皮が固すぎてなかなか食えない。

あとはヒロインのウィルソンですよね、無機物との別れで泣けるとかあります？バレーボールっすよ、ただの。でも、説得力が凄いですよね。

あー…もっかい雨の日にウィルソンを蹴り飛ばすとこ観てえ。

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海底47m（2017）

３行のあらすじ
・サメを至近距離で見れるケージダイビングやるぜ
・ケージをつなぐワイヤーが切れちゃったんだけど！
・サメに囲まれてるし、空気ボンベが切れちゃいそう！

サメ映画好きなんですよねー、その中でも海底47ｍはホラー要素が強くてよいですね。「シャークネード」みたいなお馬鹿サメ映画も好きですけどね。

海底47mの海の底！鉄のケージの外にはサメがうようよ！酸素ボンベには限りがある！この息苦しさですよ、見ててヒヤヒヤしちゃう。マジでこの映画観たことあるけど、俺ダイビング余裕でできますけどなにか？って人は病院行ったほうがいい。

ってかケージに入ったサメを見るやつってなんなん？

考えた奴も体験する奴も人として大事な生存本能が欠けてるんじゃないですか？え？

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インセプション（2010）

３行のあらすじ
・夢の世界に入り込んで、深層心理から秘密を聞き出す仕事をしてるよ
・とある人物の夢に入って、アイデアを植え付けてくれって？
・仲間を集めてやってやるぜ！あれ、死んだ妻いるくね？

クリストファーノーラン監督のこと、みんな好きだよね。「ダークナイト」とか「メメント」とか「テネット」とか観たよね、好きだよね？

うんうん…

だよねー！

ダークナイトで大ヒットして、稼いだお金と信用で撮ったのが今作インセプション。正直、テネットは複雑すぎて訳わかんねーよ！！って人も大丈夫、まだギリわかるから。

後半は夢の中の夢の中の夢の、、、ってさらに深い深層心理に入り込んでいく辺りで「？？？」ってなるかもしれないけど、大丈夫。どこまでが夢で、どこからが現実なのか、意図的に曖昧にされているからいいんです。

明晰夢を映像化するって、一種の人類の夢じゃないですか。それを想像を超えるレベルの映像が観れるだけで最高ですよ。映像、アクション、ストーリー、全部満足よー。

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万引き家族（2018）

３行のあらすじ
・どうも僕たち軽犯罪と年金で暮らす万引き家族。
・なんか可哀想な女の子居たから連れて帰ってきちゃった…
・虐待されてったぽいし、家族の一員にしちゃおうぜ！

いい映画です、って一言で終わらせられない喉越しの悪さ。

いや、いい映画なんですよメッセージ性も強いしわかりやすい。家族とは、絆とな、みたいなね。日本は先進国だから、こんな万引き家族みたいなとんでもない奴らはそうそういないと思います。

でも彼らのような、何か不足したものを補い合う共依存のような一面は、誰しもが持っているんじゃないでしょうか。あるいは、後ろ暗いことを共有できるのは身近な人ではなくて同じく過ちを犯した誰かだったりしませんか？

そういった人間の歪さを感じて、鑑賞後の後味の悪さになってるのかなぁって。

あ、リリーフランキーと安藤サクラのセックスシーンは妙にリアルすぎて鑑賞中に、家族と気まずい感じになりました。

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エスター（2009）

３行のあらすじ
・孤児院で養子とったよ、かわいい女の子ね！
・なんか違和感というか、この娘ふつうじゃないような…
・やっぱ様子おかしいから過去調べ…え、家で火事！？

胸糞悪いとか、見てて気持ち悪いとかが多数な意見だと思うんですけど、私これめっちゃ笑っちゃうんですよね。思い出す度に笑けてしまう。

たぶんね、普通にお化けとか呪いとか悪魔の仕業でした！って内容ならこうはならなかったんですよ。そんなありきたりじゃない発想だからこそ面白いんですけど、笑っちゃうんですよね。

この感じは、ちょっと以前レビューしたマリグナントにも似たようなものがあるなぁ。

私の好きなシーンは、エスターがパパに色仕掛けして失敗するとこ。くっそ最高、愉快痛快。超常現象の類が原因だったなら、この色仕掛けも成功してしまいそうだもんなぁ…ロリババアでよかったよかった。

ちなみにエスターを演じた女優は当時12歳。子どもにあんな役やらせたら、悪影響ありそうじゃね？

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さいごに

いいですかみなさん。

映画体験は、観たその人の背景も含めてのものなので「どんな内容」であっても誤りではないのです。上も下もないのです。

だから批判とか否定とかされたら2秒でキレるんで、よろしくお願いします。私、駅で人にぶつかっても反射的に「すいません」って言わないタイプだから、即時「おおん？」っていうタイプだから。

怖いよ？

気を付けてよね、ほんともう。

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なんか雑多に作品を並べましたが、いざレビューしたい！って思う映画は中々思いつかないもので適当にアマプラの作品群を漁ってましたわ。

後から「アレあったじゃん！」ってなるんでしょうね。
あー歯がゆい。

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