癖の強い教師たち

どうも。東野京(ひがしのみやこ)です。

学生時代のことを思い出す度に、何人かの教師たちのことをあわせて思い出してしまいます。

今回の記事では今でも私の記憶の端っこに居座っている、癖の強い教師たちについて記していきたいと思います。

「電気消すよ」

教室が騒がしかったり生徒が言うことを聞かない時などに授業を放棄して職員室に帰ってしまう先生というのはそれなりの割合で存在するように思います。

この先生もその一種ではあるのですが、職員室に帰る前段階が存在していました。

それが、“電気を消す”です。

「電気消すよ!」
という怒気を孕んだ掛け声と共に教室が消灯されます。

しかし、授業が行われているのは日中なので真っ暗になるということはありません。

少し暗くなるのが面白いのか、はたまた先生の行動が面白いのか、教室はより一層騒がしくなるというのがいつものパターンでした。

静かにさせたいという目的をもっての行動だと思うのですが、完全に裏目に出ています。

それでもこの行為を続けるのは他の学年や他のクラスでの成功体験が存在するからなのでしょうか。

毎回この後は職員室に帰ってしまうので、誰かしらが謝りに行って呼び戻していました。


返り討ちにあった話

中学時代、私はバスケットボール部に所属していました。

入学当時の先生はそこそこ怖く、試合の時にはヒートアップしてしまうことが珍しくありませんでした。

ヒートアップしてしまうと生徒を手や作戦盤で叩いたり、蹴りを入れたりすることがありました。

私の同級生にゴリというニックネームを付けられていた生徒がいました。
ゴリはチームの中では大柄で、ポジションはスラムダンクのゴリ同様にセンターです。

ある日、練習試合の中でゴリが顧問から叱責されていました。

ヒートアップした顧問はゴリの太ももを蹴ります。
それにより、負傷者が出てしまいました。

そう、蹴った側の顧問が足を痛めてしまったのです。

ちなみにゴリは無傷どころかノーダメージでした。


中3の時の担任

中学3年生の頃の担任とは、とにかく相性が悪かったというイメージが強く残っています。

高校への進学にあたり、家庭の事情(=家業の手伝い)から近くの高校にせざるをえなかったのですがその理解を得られませんでした。

市外のもっと偏差値が高い学校を受けろの一点張りで、こちらの話について聞く耳を持たない状況です。

滑り止めに私立を受けるようなお金はなかったので、確実に受かる高校に入ろうという意図もありました。

※当時は本当に家にはお金がないと思っていて、そもそも高校にも行けないと思っていました。
(おそらくこの時点で既に交通事故死した父親の保険金は周囲の人間達に食い荒らされ、本当にお金が無かったと思います)

こちらの話を聞いてくれずに同じ主張を繰り返すばかりの担任に辟易し、罵詈雑言を浴びせたこともあります。

理解してくれないことへの失意の裏返しだとは思いますが、そもそも他者に過度な期待を抱いたり勝手に失望するのは私の幼さ故の過ちだったと思います。

そこから数年の時を経て母校に教育実習のために戻った際、当時の担任がまだ在籍していて非常に気まずかったです。

「こんなにも立派になって嬉しい」
と涙を流されましたが、背筋に悪寒が走りました。

私は何も変わっていないのですが、その先生の中では不良から優等生に変化したようです。

中学生当時よりかは幾ばくか大人に近付けていたので、特に言い返したり余計なことは言わずにスルーしました。

3週間の実習中できるだけ関わらないようにしていたのですが、向こうは事ある毎に声を掛けてくるので少し億劫でした。


フィクサーと呼ばれた話

中学3年生の頃、部活を引退した後は同じクラスの友人と共に過ごすことが多くなりました。

3年生の初夏の頃、修学旅行で打ち解けて仲良くなったということもあります。

その友人達は所謂ヤンチャな部類の人間であり、周囲の教師たちからすると私が一緒にいる事が不思議に映ったようです。

そんな教師陣の中でもある一人の男性教諭は、東野京フィクサー説を提唱していたそうです。

男性教諭の中で友人達の背後で何か考えたり指示をしているのは私だということになっています。

そもそもその先生とも特別仲が良い訳ではなく、担任になったこともないので関わりは多くありません。

よく知りもしない生徒のことを憶測やイメージで決めつけるのはどうなのかなと思わないでもないです。

とはいっても数百人も存在する生徒を一人一人深く知ることは不可能ですし、先生たちにはこれまでの経験に裏付けされるものがあるのでしょう。

どちらかというと私はイレギュラーな存在だと思うので、気に入らないという先生方が珍しくありませんでした。


DV彼氏みたいな先生

高校一年生の頃、理由は忘れてしまいましたが担任に呼び出されました。

呼び出された場所がよく分からず、たどり着くのに時間を要したことは覚えています。

先生のもとにたどり着いた時、即座に一発殴られました。

待たされたのが気に入らなかったのか、理由は今でも分かりません。

殴ったらスッキリしたのか冷静になったのか、露骨に狼狽えだしました。

何かしらの言い訳めいた言葉をぶつぶつと唱えながらこちらの様子を伺っています。

110番でもしてやれば良かったのでしょうか。

その出来事が印象的過ぎてそもそも何のために呼び出されたのかが全く思い出せません。


おわりに

パッと思い浮かんだエピソードを記しましたが、他にもそれなりに色々あったように思います。

また何かの機会や需要があるようであれば、記していきたいと思います。

最後までお目通しくださった方、ありがとうございます。

またどこかでお目にかかれたら幸いです。


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