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嘘つきは、好きだよのはじまり (140文字小説)

 君が死ぬまで、毎日好きと言うよ。

 そう言っていたのに。

 嘘つき。

 遺影を見ると、私は顔を上げていられない。

 初七日も終わり、絶望は増すばかり。

 突如、携帯が通知を奏でた。

「好きだよ」と、彼のアカウントからのメッセージ。

 彼は、ベッドで一生分のメッセージを予約していたのだ。

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