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少女の恩返し(5) (140文字小説)

 放課後になると、悠希ちゃんが来る。

 彼女は、よく勉強していた。

 点字も然りだが、なにより手を引くときの立ち位置と、力加減が絶妙だった。

 体を預けられる安心感があった。

 母さんは、彼女をとても気にいっている。

 明日は一週間の終わりの日。

 彼女はきちんとあきらめてくれるだろうか。

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