見出し画像

魔法使いたいとぼく (Twitter140文字小説)

「魔法が使えたらいいのになぁ」

 彼女はよく本気か冗談か区別がつかない。

「それはどっち?」

 区別がつかない時、僕はこう訊くように自分に課している。

「本気」

 今日は本気だったらしい。

「だって相変わらず伝わらないしさ」

 彼女は何を伝えたいのだろう。

 僕は二択すらわからないのに。

あとがき

気持ちを伝えたい積極女子と鈍感男子の恋模様を、形にしたいと思って作りました。

二人の年齢設定が定かでないのが、反省点です。

頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m