見出し画像

歴史研究家の消息 (140文字小説)

 歴史研究家だった夫が消息を絶った。

 夫の私物を整理していると、私宛の古い地図があった。

 私への遺産!?

 急ぎ現地に飛んだ。

 迷路のような洞窟を進むと、目的地に着いた。

 そこには夫の判を押した離婚届があった。

 骨董品壊したくらいでなによ!

 道行く女に見惚れたあなたが悪いくせに!

頂けましたサポートは全て執筆に必要な活動、道具などに使用させていただきます。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m