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人の好き嫌い

あの人は好き、あの人は嫌い。
人の好き嫌いは、誰にでもあるでしょう。

僕は、誰とでも仲良くならなくてはいけないとは思いません。
どちらかといえば、嫌いな人がいない方が、不自然だと考えるからです。
嫌いな人がいてもいいのではなく、嫌いな人がいて当然だと思っています。

人を嫌わない人は、心がきれいという意見もありますが、心の美しさが、人の好き嫌いで決まるのだとしたら、それはおかしいのではないでしょうか。

好き嫌いというのは、ひとつの価値判断だけでしかないからです。

嫌いな人がいないということは、好きな人がいないということに等しいような気がします。

嫌いな人がいないのに、何と比較して、その人のことを好きだと判断できるのでしょうか。

嫌いな人がいるから、好きな人がいるのです。

だから、人を嫌いになることで、自分の心は汚れていると思う必要はありません。

大事なことは、どのように付き合っていくかということです。

好きな人とも、嫌いな人とも、自分のストレスにならない距離感で付き合うことが出来れば、人を憎むことなく、毎日を過ごせるのではないでしょうか。


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作家。著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」「自閉症の僕が跳びはねる理由2」「跳びはねる思考」最新刊「世界は思考で変えられる自閉症の僕が見つけた「いつもの景色」が輝く43の視点」が発売中です。 東田直樹オフィシャルサイト https://naoki-higashida.jp/
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