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♨漫遊記(番外編) カリフォルニアの温泉・カリストガ

 今回は日本脱出です。日本のように裸で入る温泉はありませんが、海外でも温泉を利用したSPAリゾートがあります。ちなみにSPAとは、元々ベルギーのSpaという鉱泉場の名前に由来するもので、温泉や鉱泉のある保養地全体を指します。今回は、”おんせん漫遊記”の米国版です。

 UC Berkeley (カリフォルニア大学バークレー校;カリフォルニア大学の本校)で、訪問研究員をしていた時に、カリストガ(Calistoga)という温泉地に行きました。日本語では、カリストガと表記するみたいですが、現地ではキャリストガと発音していました。カリフォルニアも、現地の発音ではキャリフォーニアですから、日本独特の表記法みたいです。ここでは、カリストガで統一します。

 ナパバレーはワインで有名な場所で、400以上のワイナリーテイスティングルームが点在します。カリストガは、そのナパバレーへ行く途中にあります。アメリカ滞在中には、ナパバレーには2・3回行ったことがありますが、カリストガに行ったのは、その時が初めてでした。1月頃だったと思いますが、借りている家の家主さんからの強い薦めもあり、久々の温泉を家族3人で楽しむつもりでした・・・。

 ホテルは、ローマン・スパ・ホットスプリング・リゾートというところで、ゴージャスな名前とは反対に、写真のようなこじんまりとしたホテルでした。ナパバレーほど有名ではありませんが、カリストガ周辺にも葡萄畑やワイナリーがあります。私達は行ってないのですが、カリストガのダウンタウンに行くと、ミシュランの星付きレストランやワインバーなどがあるそうです。

 カリストガには、午後3時ごろに着きました。チェックインを済ませて、部屋に案内された後、室内の温泉プールに行くことにしました。当時1歳の娘が、ドライブ疲れのためか、微熱気味だったので、交代で温泉に行くことになりました。最初は、私と娘が留守番して、妻に温泉に行ってもらいました。

 さあ、次は私の番だと思っていましたが、妻が温泉から戻ると、娘の熱が上がっていました。少し様子を見ましたが、熱が下がる気配が無いので、夜でしたがホテルをチェックアウトして家に帰ることになりました。結局、カリストガには数時間の滞在で、私は温泉に触れることもできませんでした。その後、家に戻った後、娘を病院に連れて行きました。

 アメリカ滞在中に、何度か旅行に出かけましたが、旅行の度に大なり小なりのトラブルがありました。そのおかげで、旅の記憶が定着しています。

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