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【図解】1分でわかる!文章構成を把握する「縮約」

こんにちは!赤坂です。今日はベストセラーになった『日本語練習帳』(大野晋著)の中で、良い文章を書くための訓練「縮約」を紹介します。


縮約のまとめ

図 「縮約」(『日本語練習帳』)のまとめ・マインドマップ

よく書くためには、まずよく読み慣れること。たくさん読むこと。つまり、文章全体をつかみとる技を身につけることが大事です。

『日本語練習帳』の「文章の骨格」より引用

良い文章を書くためにはの練習として「縮約」(新聞の社説を縮尺してまとめる)が紹介れています。

縮約のルール

ルールは以下の通り
①縮約は文書全体を縮尺してまとめること(地図の縮尺)
②原稿用紙1枚(20文字×20行+400字)にまとめる
③400字を1文字も超えてはならない
④句読点もそれぞれ1文字でカウントする
⑤段落をつけること。もちろん改行も行う
⑥タイトルは400字に含めない

縮約は削るだけじゃない

また、縮約は単に元の文章を削ったものではありません。

理解が不正確では、正確な縮約はできません。

『日本語練習帳』の「文章の骨格」より引用

今回、紹介のため改めて読み直してみたところ、わからない箇所があれば、辞書を引いて確かめることが必要とありました。まずは文章全体をしっかり理解することが大事です(私はいままで大事な所以外は気にしないで良いと思い、読み飛ばしていました)。

縮約は楽しい頭の体操(モデリング)♪

良い文章を書くために、良い文章を読み、その構造を把握する技術を学ぶ手段として「縮約」が役に立ちそうです。なによりめちゃくちゃ楽しいです(私は大事なストーリーとして何を取捨選択するか考えることが、理解のためのモデリングの練習になると思っています)。

みなさんも、(気になる記事を題材に)一緒に「縮約」してみませんか?

書籍:日本語練習帳

参考:縮約記事

以下の記事は、私が気になる記事を「縮約」してみたものです。
ただし、以下のローカルルールで縮約しています。
・対象は「社説」ではない
・400字にこだわらない
・「てにおは」以外は言い換えせず、ただ削るだけ(私の勘違い) 


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