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逃避の散歩 137.瀬田貫井線

東急田園都市線二子玉川駅から北へ、国道246号・玉川通りの坂を上ること11分。環状八号線との交点である瀬田交差点の西側にやってきた。

目の前の横断歩道を渡り、今回歩く都道427号・瀬田貫井線に入る。ここから世田谷区を北へ横断し、杉並区と中野区を経由して練馬区の貫井にある貫井二丁目交差点までの総延長14.343キロメートル。

この道は過去に部分的に通ったことはあるものの、全線を通しで歩いたことがないので、今回は一気に歩いてみようと思う。


【世田谷区】

(グーグルマップでの同区内のルート。一部実際と違う箇所あり)

スタートから5分経過したところで、首都高速3号渋谷線の下にある田中橋交差点を渡る。7分に東急田園都市線用賀駅前を通過。ここから同線桜新町駅のあたりまでは区内6駅ラリー(88回)で通ってきた道を逆に進む。

用賀駅入口交差点から坂を上り、13分に砧公園通りとの交点、14分に馬事公苑通りとの交点を経て、18分にサザエさん一家の銅像が手前に並ぶ東急田園都市線桜新町駅西口を通過。続けて同駅北口を過ぎて新町二丁目交差点を左折。次の交差点まで緩やかな下りとなる。

24分に弦巻通りとの交点である弦巻三丁目交差点を過ぎたところからまた緩やかな下りになり、26分に世田谷区教育会館交差点と同会館、続けて区立松丘小学校の前を通過し、駒留通りとの交差点の先にある都道3号・世田谷通りとの大きな交差点を29分に右折、ここから少し重複区間を進む。

32分に普段は閑散としているが、年末年始の4日だけ異常な人出で賑わうボロ市通りの西端を過ぎる。

34分に世田谷三丁目交差点の上町歩道橋を渡り、36分に東急世田谷線上町駅前を通過。ここから小田急線豪徳寺駅までの間、世田谷線(1回)の線路沿いに歩く。同駅前の踏切を横切った最初の角を左折すると、進行方向と同じ一方通行の狭い車線となる。

3つの踏切前を過ぎた41分に、烏山川緑道(54回)との交点を通過。宮坂駅前交差点から交互通行可能な道幅になり、宮の坂を上って世田谷八幡宮の横を過ぎ、突き当りで右折して踏切を渡って左折。豪徳寺商店街に入ったところでまた道幅が狭くなるため、一方通行の区間になる。

都道は、幅が広い道と一方通行の細い道が当たり前のように組み合わされている雑さが面白く感じることもあるが、この商店街は狭い道を常に車が通り抜け人の往来も多いので、瀬田貫井線で通行に注意が必要な区間の一つだと思う。

47分に小田急線豪徳寺駅のガード下を通過。さらに北へ進んで50分に商店街の外れの広い四差路に出る。右側2方向の分岐は無視して少し左に曲がっている先を進んで北沢川緑道(16回)との交点を過ぎて直進。52分に赤堤通りの松原六丁目交差点を左折、西側へ進む。

55分に東急世田谷線の踏切を渡り赤堤交番前交差点を右折し、最初の角を左折して北上。1時間ちょうどに松原駅前交差点を通過し、1時間2分に区立赤松公園でトイレ休憩し1時間4分に再開。突き当りを右折し、そこから二つ目の角を左折。公園通りに入り、北に延びる商店街を通る。

1時間10分、日大通りに突き当って右折し、下高井戸駅前の踏切で信号待ちをする。いま自分がいる側に東急世田谷線のホームがあり、線路を隔てた向こう側には2024年3月に閉場する下高井戸駅前市場がある。踏切が上がり、そのまま直進。二つ目の十字路を左折し、国道20号・甲州街道へ出る。

【杉並区】

(グーグルマップによる同区内のルート。一部実際と違う箇所あり)

左折して進行方向奥側に歩道橋がある下高井戸駅前交差点を渡り、1時間14分杉並区に入る。同交差点前の玉川上水第三公園を横切る下高井戸橋を過ぎると下り坂になり、神田川に架かる永福橋を1時間17分に渡って通過。そして1時間18分に永福一丁目交差点を過ぎると上り坂になる。

右側に永福稲荷神社が見える次の信号で坂上になり、踏切注意の案内標識の下を通過した直後の1時間24分に京王井の頭線永福町駅前の踏切を渡り、23区役所巡りで通過した永福町駅前交差点(130回)で信号待ちとなる。

1時間25分に同交差点を渡りそのまま正面の商店街を真っ直ぐ抜けるかと思ったら大間違い。最初の角から和田堀公園への案内標識がある道が見える。これが本線だ。

さっきも述べた通り、都道は道幅がいきなり狭くなる。だが、豪徳寺の商店街と比べれば道幅は広めで車と人の往来は遥かに少ない。全体から見ると短い距離だが、住宅街の中をただ抜けていくこの辺りが瀬田貫井線の中で一番静かな区間かもしれない。

1時間31分、都道14号・方南通りと都道428号・荒玉水道道路との交点である大宮八幡前交差点に出る。2段階横断ではす向かいの道に入り、1時間33分に大宮八幡宮前を通過。そこからS字状の坂を下り、善福寺川(27回)に架かる宮下橋を渡って和田堀公園の第一競技場と野球場の間を通り抜ける。

第一競技場と松ノ木運動場とドッグランに囲まれた変則的な十字路に出たら、そのまま正面の松ノ木運動場の横を通る上りへ。この辺りから路肩の幅が狭くなり、かつバス路線なので、通行には気を付けたい。

1時間37分に区立松ノ木中学校前を過ぎると坂上になり、松ノ木住宅が右側に見えてくるあたりから商店街に入る。区立松ノ木公園前を過ぎて1時間42分、左が一方通行で車両進入禁止になっている三叉路に差しかかる。この左の道が本線なので、入って緩やかな上り道を真っ直ぐ進む。

1時間44分、都道7号・五日市街道との交点に出る。右前に見える、信号のある道が本線だ。その手前にある横断歩道を渡って先へ進む。1時間49分、左前に墓地が見える十字路を右に。実はこの墓地と同じ敷地にある海雲寺の東側を23区役所巡り(130回)で通っている。

ついでに世田谷区役所から杉並区役所までについて少し種明かしをすると、本当ならこの都道を利用した方が早く着いたのだが、以前から一気に歩くことを考えていたため、被らないようにわざと違うルートを構築した。

1時間50分、都道4号・青梅街道の成田東四丁目交差点に出て左折。しばしの重複区間を通る。すずらん通り入口交差点、阿佐ヶ谷パールセンターのアーチがある杉並警察署前交差点を過ぎ、杉並区役所前交差点を渡って1時間55分に中杉通り(トップ画像参照)へ。青梅街道との重複区間は終わる。

中杉通りはこの北側にある都道25号・早稲田通りとの交点になる阿佐谷北六丁目交差点までケヤキ並木が続く。2時間ちょうどのところでJR阿佐ヶ谷駅(29回)の南側バス乗り場からガード下をくぐり、北側のバス乗り場を通り過ぎる。

緩やかな上りから世尊院前交差点を通過し、次の神明宮入口交差点を過ぎたあたりから下り坂になる。2時間4分、坂下にある次の交差点に差しかかるところで桃園川(47回)との交点を通過。この先にある交差点と次の阿佐谷北四丁目南交差点を越えたところから上り坂になる。

2つ信号を越えたあたりで坂上になり、2時間12分に阿佐谷北六丁目交差点の横断歩道を渡る。先に述べた通り、ここでケヤキ並木は終わる。

【中野区、練馬区】

(グーグルマップによる同区内のルート

阿佐谷北六丁目交差点を過ぎて最初の信号が見えてくる2時間15分に中野区へ入る。同区に入ったところで歩道の幅が2車線に狭まる。若草通りとの交点となる五差路交差点を過ぎ、次の横断歩道の先で右へ曲がり始め、次の交差点からS字に下る。

2時間21分、妙正寺川(46回)の八幡橋と西武新宿線鷺ノ宮駅(51回)前の踏切を通過する。この辺りから少しだけ歩道の幅が広めに。緩やかな上り坂の商店街を抜け、2時間26分に都道440号・新青梅街道の交点となる鷺宮四丁目交差点を通過し練馬区に入る。

この辺りからしばらくは人通りが少なくなるので歩道が歩きやすくなるが、車が頻繁に通るので落ち着かない感じが続く。中村三丁目バス停近くの信号付き横断歩道を越えたあたりから歩道が狭くなるので、通行に気を付けなればいけない。

2時間36分、都道439号・千川通りとの交点となる中村橋駅交差点に出る。信号待ちもいいが、左に中村橋歩道橋があるのでそれを渡って下りたら中村橋交番の横を抜けて角を左折する。ここから道幅が狭くなり、一方通行の車道に変わる。

2時間38分、西武池袋線中村橋駅(49回)を通過。この先の商店街を抜けると終点が見えてくる。

かなり昔の話、東京メトロ平和台駅と都営大江戸線練馬春日町駅の中間あたりに住んでいた頃、友人がこの辺りに住んでいたので、よくこの辺りで飯を食ったり飲みに行ったりしていた記憶がある。その頃はまだ現在の高架駅ではなく、このガード下は開かずの踏切だった。

区内駅ラリー(49回)では駅前を線路沿いに通過したので、商店街を通り抜けるのは久しぶりだ。当然だが、かなり様変わりしている。だが、本屋がまだ残っていたのは郷愁感を覚える。自分が現在住んでいる近所の商店街はいわゆる「まちの本屋」が無くなってしまったので羨ましい。

2時間42分、瀬田貫井線の終点である都道8号・目白通りの貫井二丁目交差点に到着。中杉通りの終点でもある。

そういえば、歩く前からずっと思っていたのだが、グーグルマップでトレースしてみた結果の合計距離が、総延長とされている距離より長いのはどういうことなんだろう。それに、予想所要時間が3時間54分もある。

まあいいや、とりあえず中村橋駅から電車に乗って帰ろう。