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容姿が優れているわけでもないのにスカートを履くたった一つの理由

男性らしく、女性らしく。
それは誰が作った価値観だろうか。

セーラー服。
日本では女子学生が着るものであるが、本来は海軍の制服であるし
スカート自体、スコットランド等
土地が変われば男性でも一般的に着用されるものである。

即物的なものの見方で価値観を押し付けてはいけない……
という価値観を押し付けるつもりもないのだが
なかなかどうして、日本人は和を重んじるだけに
逆説的に他と違うということを恐れる傾向にあるのだ――


introduction -DAYS 20211205-

本日、私の愛するバンド:wyseのライブへ赴いてきました。

再結成10周年記念ライブ。

前職の2年間はライブなんて行けるわけなかったので
実にそれ以来ぶり。

(むしろライブさせてた側なんで、wyseの超大事なライブがあったのに、
うちのワンマンライブと日程が重なった、なんてこともありました。)

こんなご時世なので声も出せないし人数もかなり制限されてましたが
十二分に楽しかったです。

金銭面で喘いでますが
普段私はライブにはほとんど行かないので
これは年一回だけの贅沢なの、許して……


▶これが私の勝負服

さて、この今回のサムネ画像は
私のライブ参戦時に着用する、いわば戦闘服です
まぁ多少バリエーションはありますが
おおよそシルエットは同じ感じに収めることが多いです。

分かりづらいかもしれませんが
上のYシャツも右前ボタンなのでおそらくレディースでしょう。
事前に確認せず7年くらい前に"拾いました"。

うん、近所で「ご自由にお持ち帰りください」
って置いてあったから頂いたの。

下は友人からのプレゼントで貰い物です。
正確にはスカートというよりはキュロットなんですが
いかにも"余所行きのおしゃれしてます"感が出て気に入ってます。
「似合うと思ったの~」なんていわれて飛び跳ねないわけがありません。

つまりこのコーディネイトは総額0円!


私は髪も長いですし化粧もしますが、
精神的にも肉体的にも違和を感じていません。
まぁ自己紹介でアイコンは本人ですと公言してるので
その辺は偽りなしです。

ついでに同性と付き合ったことはありませんし
口調も仕草も異性的ではありません。
ただ、好きな服がこういうモノ、というだけのことです。


普段着はと言うと、そんなに中性的ではないのですが
でも胸元ががっぽり開いていたり随所がひらひらしていたり
まぁ多分一般的ではありません。
奇異な目で見られるのに慣れるくらいには年齢も重ねてきました。


似合う服を着るor着たい服を着る

この論争は古今東西つきまとう問いかけですよね。
私は断然、後者です。

そのためにダイエットもするだろうし似合おうという努力もするはずなので
結果的にいいことしかない気がしてるんですけどね。

まぁ顔の造形だけはいかんともしがたいのですが
それで容姿をイジってくるやつとは仲良くならなくてOKです。

現に私も
ハイキングウォーキング鈴木Q太郎さんとオアシズ光浦靖子さんを
足して割った感じと自称する顔立ちです。
(それがどの程度の評価なのかはそれぞれの価値観に任せます。笑)

まぁ、でも解ります。
日本人ですものね。浮きたくないんですよね。
でも考えてみてください。
悲しいかな、普通の格好しててもイジメられるときはイジメられます。

なんらかの攻撃の対象になるのは容姿だけに限らないんです。

私だって「変なカッコ、ブサイクのくせにww」なんて
笑われたこともありますが――

それでもこのスタイルを肯定してくれる友人がいる
それだけで私の心は安泰です。
他人の意見なんてどうでもいいと思えるくらいには。

他人より友人でいてくれる方に価値を感じます


先日古い、それこそmixiからの知人が
「新しいスカートほしいなぁ」なんて呟いていました。

最低限、彼がいる限り私の趣味も孤独ではありません。
同士が一人いるだけで強くなれる。全然"ある"と思います。

これからも、私はイッパンノヒトには
おかしい・変だ、と言われる服装と髪型を続けていくでしょう。


Afterword

まぁ服に限らずいろんなところでマイノリティを感じますが
せめて趣味だけは自分だけの価値観を優先したいと思ってます。

音楽の時点で「え、ヴィジュアル系?ww」なんていわれる社会。
そんな自称音楽通なんてクソくらえ。
こっちは普通の邦楽洋楽だいたい聴いてきた上で選んでるんだ。


……なにもスカートを履くことを肯定しろと言うつもりもなくて

・誰になんといわれようが好きなものを好きであることに理由はない
・同じ思考を持つ者とだけ解り合えればいい
・ただその価値観を他人に強要するのもまた、罪深いので注意されたし

まぁ、もっと正確に言うなら
スカートが好きな理由はシルエットが好きという点が大きいんですけどね。

風に吹かれてゆらゆらするものが好き。

だからアウターも常に……名称なんて言うんだろ。
こういうやつを何個も持って組み合わせてます↓

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ただ、好きに理由はないとして
嫌いには理由が必要だと思ってますけどね。

生理的に嫌い、という言葉が好きじゃない。
そんな凝りまくった固定観念に頼ってちゃ
ホントのものも見えんくなるぜ?

なんて唱えながら明日も奇異の目を浴びて過ごしたいと思います。


とはいえ、自分は特別だと思い込みたい、
超普通の思考回路だったりするんですけどね。



最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!