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小田島裕一「オダジ」
2021年5月16日 12:21
特権とは、特定の人・身分・階級に与えられている、他に優越した権利をいう。苦悩とか、困難とか、試練とか、そんなことはできれば避けたいなんて思っていた。でも、それは勘違いだった。そんなふうに思うんだ。苦悩とか挫折とか、人生の苦難は、自分だけの特権なんだ。自分を真剣に生きているから出くわす試練は、自分しか味わえない、最高の特権なんだ。だから、「自分の辛い気持ちは誰もわかって
2020年6月11日 21:25
忖度「そんたく」とは、他人の気持をおしはかることをいう。忖度とは、美徳である。ゆえに美しいモノである。ただ、もっとも大事な忖度は、他人の気持ちをおしはかることでなく、自分の気持ちをおしはかることなんだ。他人の気持ちでなく、まずは、自分の本当の気持ちに寄り添うこと。こいつが本質なんだ。自分に忖度すること。決して無難ではないが、自分を生きるためには、大事なこと。そんな
2020年6月18日 11:53
英語のことわざに、A friend in need is a friend indeed.まさかの時の友こそ真の友とある。まさかの時は、自分らしくないモノが、すっかりとれて、素の自分になっている。そういう時に出逢う友人が、本当の友人であるのは、当然である。まさかの時は、周囲の人が離れてゆくから、寂しくなる。でも、まさかの時を経ないと、自分を見失い、自分を生きることが
2020年6月27日 21:13
困窮とは、困りきってしまうこと。特に、貧乏で苦しむことを意味する。自分らしさとか、自分が本当にやりたいこととか、自分が真に欲している。そんなモノやコトは、そこそこ物心両面で満たされている、そんな状況じゃなかなか気づけない。困窮っていう状況が、真の自分を目覚めさせるんだ。経済的に困窮する。人間関係で困窮する。健康面で困窮する。困窮の時は、自分らしい生き方に目覚めるチャ
2020年7月15日 13:46
夫婦や親子ってのは、バランスが肝心だ。どっちが正しいとか、悪いとかそんなことじゃない。バランスを欠けば、どっちかに善悪、白黒がついてしまう。ただただそれだけなんだ。旦那が無責任で散財するタイプならば、女房が、すべての責任を背負う倹約家になるんだ。女房が、背負って頑張れば頑張るほど。お金を貯めよう貯めようとするほど、旦那は無責任極まりないとんでもないヤツになるんだ。世話好き
2020年8月3日 12:04
他人との約束は、守ろうと懸命になる。でも、自分を含めて家族との約束は、反古になる。約束の重さが違うんだ。なぜだろう❔って考える。家族は甘えが許される。自分もそうだ。でも、他人はそうじゃない。約束を違えば、自分の評判に傷がつき、世間体が悪い。そうなると、いろいろ支障をきたす。それは、自分を含めた家族にも、影響を及ぼす。世間を敵に回すことが一番恐いんだ。だから、
2020年8月3日 21:29
貧困問題の解決が叫ばれて久しい。資本主義が悪い。政治が悪い。先進国が悪い。貨幣制度が悪い。そんな外側の理由ばかり追究しても、当事者は救われない。支援とか援助とか、外的な助けで、当事者の貧困問題の一部を一時的に埋めている。ただそれだけなんだ。貧困問題の根本は、内的に不自由だってことなんだ。心が不自由だってことなんだ。心が不自由ってことは、心の中が「恐れ」や「心配」「
2020年7月6日 10:24
この人とは、もめ事になりたくない。あるいは、この話し合いは、上手にまとめなくちゃならない。こんなふうに、極端に争いを避けて、和を保とうと躍起になる。そんな時がある。そんな時は、自分がまずは、言いたいことは我慢する。次に相手にも、周囲にも、同じ我慢を求めるんだ。争いを恐れるあまり、自分にも他人にも、相手にも、無意識に口封じをするんだ。でも、そんなやり取りや交渉ごと、人