いつもと違う焙煎度合いでコーヒーを愉しむ幅が広がったこと
朝や食後によく飲むコーヒーはほぼ深煎りをチョイスして飲んでいます。生活クラブでは年に一度カタログに掲載されるのがこのアドルフォさんのコーヒー。コーヒーのおいしさにハマり自分好みのコーヒーをみつけバランスが取れた中煎りよりダイレクトに酸味を感じる浅煎りより苦味と後味の余韻が残る深煎りがかなり好き。そのまま飲むとどっしりと重く、ミルクフォームを入れるとソフトな口当たりの柔らかな味わいに変わる。甘くして飲みたい時ははちみつをいれて。牛乳を注ぐよりミルクフォームを注いで飲むのが最近のお気に入りです。久しぶりのブラジルコーヒー。浅煎りのおいしさを噛みしめるコーヒーの時間が始まりました。いつもと違うコーヒーの見た目と浅煎りによって表現されたコーヒー豆本来の味に出会いました。いつもの深煎りとは全く正反対の浅煎り。酸っぱくて薄いと感じてしまいがちだけどアドルフォさんのコーヒー豆の魅力と焙煎度合いについておいしい気づきを紹介します。
アドルフォさんのコーヒー
原材料名にコーヒー豆と書いてあり生活クラブのカタログでも年に一度のコーヒー豆と書いてあったのでコーヒー豆だと思っていました。
袋をあけてみると・・・コーヒー粉!!わぁもう挽いてあるのかぁちょっとショックを感じながらもいつものハンドドリップで丁寧に淹れました。
こちらにはコーヒー粉と、書いてありますね(;'∀')
ホットで飲むよりやや冷めてきてむしろ冷たくなった方がおいしく感じました。アツアツだとどうしても深煎りと比べてしまい、酸っぱい印象が真っ先に感じてしまうのですが、冷たくなるとアツアツで飲んだ時よりもそれほど酸味を感じずに爽やかでやさしい酸味にとしておいしいと感じたから。
100%手摘みの高品質
日本の裏側のブラジルで、ブラジルの常識を破る100%手摘み品質。ブラジルのコーヒーは特徴がないことが特徴で、中庸な味わいだと表現されてきました。深煎りにして苦味で特徴を付けることもあったそうです。多くのブラジルコーヒーは大規模な農園で機械化して効率よく大量に生産することで世界一のコーヒー生産量を支えてきました。
そんな中で、「スペシャリティコーヒー」の前身である「グルメコーヒー」という品質向上を目的としてコーヒーを生産するグルメコーヒープロジェクトの初代チャンピオンに輝いたのが、アドルフォさんでした。100年以上歴史のある農園の責任者としておいしいコーヒーを作るための技術を伝えています。また、消費者と生産者が持続して長期的な関係を築いていくことにも熱心に取り組んでいます。
浅煎りですが柔らかい風味がやさしく、さっぱりとした味わい。
焙煎の度合いと大まかな特徴
深煎りは、濃い茶褐色・香ばしいロースト香と焙煎による苦味系の味わいで焙煎が深くなればなるほど豆が膨らみ豆に空洞化が多くなります。この空洞部分から豆本来の香りがたち油分がにじみ出てくるので豆はツヤツヤしています。苦みの少ない豆を深煎りすることでビターな味わいを演出し、苦みのある豆はより苦みを増したしっかりした味わいが楽しめます。
中煎りは、栗色の段階・酸味、苦み、甘みのバランスがよい・日本人に好まれる一般的な味わい。市販のレギュラーコーヒーやホットコーヒーに多いタイプ。豆の表面は若干しっとりした質感。幅広い味わいが特徴で様々な料理やスイーツとの相性がよい。お気に入りのペアリングをみつけるのにぴったりのタイプ。イタリアではespressoに使われるのもこのタイプ。
浅煎りは、シナモン色程度・生豆から由来する酸味が全面に出る酸味系の味わい。深煎りと比べると焙煎が難しいのが浅煎り。コーヒー業界においてサードウェーブと言われ豆本来の味わいを味わうため人気を集め始めています。焙煎することで酸味が形成され深度が深くなるほど苦味が強くなり酸味を感じにくくなります。酸味を愉しむコーヒー。豆の質感はマット。焙煎時間が短いため豆は重く固い感触。紅茶のような味わいで軽い飲み心地が特徴。
焙煎とは
生豆に熱を加えて乾燥させる事。焙煎という化学変化によって特徴的な苦みや酸味や香りなどが引き立ちます。同じコーヒーであっても深煎り・中煎り・浅煎りの度合いによって味わいは大きく変わります。コーヒーは日々の生活中で彩を加えてくれる嗜好品です。必ずしも「こう飲まなければならない」というルールはなく、お好みでアレンジしたり自由に楽しむ飲み物です。深煎り・中煎り・浅煎りの要素で好みの味わいから試してみたり、様々な焙煎度合いを試すことでお気に入りが見つかるきっかけに繋がります。
幅広い愉しみ方
焙煎度合いに意識したらコーヒーの新しい愉しみ方が見えてきました。大量生産・大量消費がブームだったがブームだったファーストウェーブから深煎りが大人気のセカンドウェーブ、そして近年浅煎りがスポットを浴び始めたサードウェーブ。好きなテイストを愉しみつついつもと違う焙煎度合いのコーヒーを飲む。ホットでアイスでミルクをたして、はちみつを入れて、ミルクフォームを入れてどんな飲み方がおいしいと感じるのか。どんな時に飲みたくなるのか。どんなフードと組み合わせたいか。いつもと違うコーヒーを飲みながらこんなことを考える日々。
美味しいと感じる時もあればそうでもないときもあります。人によって感じ方が違います。両親はキリマンジャロがスキで浅煎り、酸味がおいしいと感じて深煎りは苦手。コーヒーミルクとグラニュー糖を入れて飲むのがいつものパターン。私たちは深煎りがスキ。ほぼブラックで私はカフェミストがお気に入り。
紅茶のようにスルスルと飲みやすい浅煎りと、ほっと一息入れやすい中煎りと、シャキッとしたいまたはまったり楽しみたい時は深煎りなどそれぞれのシーンで飲み分けるのも愉しみ方のひとつ。季節や時間によって飲みたいテイストがわかるともっと愉しみ方の幅が広がります。
✤おまけ✤カフェミストの泡はビールの泡♡と同じ⁈
ビールのような泡のラインがおいしさの秘密・・・(*´艸`*)カフェミストの泡がグラス(ジョッキ)に残るビールの泡のラインに似ています。少し時間が経つにつれてミルクフォームがコーヒーと混ざり合っていきます。最後までおいしい泡で包まれたコーヒーはほんのり甘くて優しい味になるからこの飲み方がスキなんです。
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