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普段どんなコーヒーを飲んでいますか

本日のコーヒーをレジで確認してから、どんな飲み物にするか決めています。飲んだことがあるコーヒーなら自分が以前に飲んだ記憶を頼りに苦みとコクが強いコーヒーならラテで、酸味やスッキリとした味わいのコーヒーならカフェミストというようにコーヒーの味わいによって変えています。しかし、飲んだことのないコーヒーの場合は、お店の人に聞いてからどちらにしようか考えて頼むことが多い中で、今日訪れたお店ではこんなやり取りがありました。

飲んだことがないコーヒーが本日のコーヒーだったので

「これは、どんな感じのコーヒーになりますか?」と店員さんに尋ねたところ、

店員さんから【いつもはどんな感じのコーヒーをお飲みになりますか?】って聞かれ、

最近は、「苦みとコクがしっかりのコーヒーが多めで、今朝はアニバーサリーブレンドをブラックで飲んでからミルクを入れて飲んできました」と伝えたら、

【アニバーサリーブレンドはかなりしっかりした味でコクと苦みが強いからそれと比べると浅いと感じそうですね・ちょっと飲んでみませんか?】って。

いろんなお店に行くけどここほどフレンドリーなお店はないかも。

いつもの店員さんがいて、コーヒーマスターともコーヒー談議で盛り上がる。時々しかいない店員さんも時々しか行かない私に反応してくれてとても和むお店なんです。

【飲んでみて、いかがですか?】

「軽い感じがするけど後味がすっきり酸味があるというよりは甘く感じる~。ラテにしようかカフェミストに使用か迷ってたけど今日はホットコーヒーにします」ってオーダーをしました。

本日のコーヒーは、STARBUCKS THREE REGION BLENDでした。チョコレートのような滑らかな口当たりと後味にはちみつの甘みを感じるコーヒーですべての人のコーヒー未来を約束するというスターバックスのグローバルコミットメントを表現するブレンドコーヒーでした。ミディアムローストでブラックでもミルクを入れても相性がよく気分や時間によって様々な飲み方が楽しめるコーヒーになっています。それを敢えてブラックで。今朝飲んだアニバーサリーブレンドより飲みやすくスルスルと飲めてしまう危険なコーヒーでした。

と、このように、パッケージに書いてあることやコーヒーパスポートに記載されている詳細をみるとどんな香りでこんなテイストでフードペアリングするならこれがおススメ‥みたいなことがかいてあります。

自分が飲んだことのない商品を飲んだ時、どう感じるか、どう感じたかによって飲み物をチョイスしたりフードを選んだりすることがとても面白いことだと思いました。

コーヒーの選び方やテイストの表で選ぶのも一つだけど、飲んでみてからオーダーするとまた違う世界が見えてくるような気がしました。コーヒーの選び方について5種類の観点からまとめてみました。


コーヒーの選び方

①飲み方で選ぶ②産地で選ぶ③豆のグレードで選ぶ④味わい判定する⑤自分の感覚で選ぶの5つ。

①飲み方で選ぶ:アイスコーヒーかホットコーヒーかエスプレッソか。アイスコーヒーならフレンチローストやイタリアンローストなどの極深煎り。エスプレッソならフルシティローストやフレンチローストやイタリアンローストなどの深煎りを。ホットコーヒーなら浅煎りからやや深煎りまでのミディアムローストやハイローストやシティローストやフルシティローストなど。まろやかな酸味とマイルドな苦みとコクが楽しめるコーヒー。

②産地で選ぶ

●南米エリア:ナッツ系の風味。ブラジル・コロンビア。

●中米エリア:明るく軽い酸味で華やかでフローラルな風味。グアテマラ・コスタリカ・ホンジュラス・エルサルバドル・パナマ。

●アジアエリア:強いボディと苦みが特徴でコスパがいい。インドネシア・隊・パプアニューギニア・ベトナム。

●アフリカエリア:強いボディとフルーティの両面を持つ。果実感を感じる風味が強い。エチオピア・タンザニア・ルワンダ・ブルンジ。

③豆のグレードで選ぶ

グレードはトップにあるのがカップオブエクセレントでその次にスペシャリティ、その次にプレミアムがあり、その下にコモディティがあり一番下にローグレードがあります。

最も多く使用されているのはコモディティで全生産量の50%を占めています。インスタントコーヒーや缶コーヒーはローグレードで全体の35%を占めています。

④味わいで判定する

判定表では十文字に線を引いて、4分割にして4つの味わいから自分好みのコーヒーのチャートをつくったりお店のチャートと比較することができます。四分割にしたときの左上からキレ、その右隣にコク。コクの真下にまろやかさがきてキレの下にスッキリが来ます。

キレは酸味が強いあじわいのことで酸味とともに爽やかな香りが味わえるものが多いようです。

コクは甘味・酸味・苦味・塩味・うま味が増強された状態で苦みを合わさることによってコクがうまれます。

まろやかはほのかな苦みと濃度の低さから生まれる味わいで苦みがまろやかにあとから感じること。

スッキリは程よい酸味と濃度の低さから生まれる味わいで爽やかな酸味とともにスッキリとした清涼感を後から感じられる要素を表しています。

バランスとは酸味と苦みのバランスが取れた状態でどの味わいも適度にもち合わせていることを表しています。


⑤自分の感覚で選ぶ

美味しいと感じるのは食習慣や食文化による記憶や食べている環境などの雰囲気や季節、心身の状態(健康や心理状態)などの間接的に感じる味覚とのど越しやコク・キレ・香り・匂い・色・見た目・光沢・音・形状・温度・冷たさ・などの直接的に感じる味覚によって美味しいという感覚が生まれるのだと思います。

これまで様々な選び方を紹介してきましたが、最終的には自分がおいしいと思うものをチョイスできると心もカラダも頭も、全身でおいしいと感じられると幸せな気持ちに繋がるんだと思いました。

作る喜びも食べる喜びも自分で思うことこそ美味しいは作られると思います。


いつもの定番も捨てがたい。
たまには冒険して様々な美味しさと出会うこともまた楽しみ方のひとつになりそうですね。

美味しいものと出会うことで心もカラダも満たされる気がします。







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