愛犬の健康な体づくり・・・4
愛情ホルモンで犬の免疫力を整える
犬のしつけでは、飼い主と犬との間には主従関係をはっきりさせることがよいとされています。
例えば、「犬と一緒に寝てはいけない」「家族と一緒に食事をしてはいけない」「人間より先にご飯を与えてはいけない」「散歩中は犬を前に歩かせてはいけない」などと言われていますが、私はそうは思いません。
「寝食をともにする」という言葉があるように、飼い主さんにとって愛犬は『大切な家族』です。
だからこそ寝食をともにする関係性がとても大事だと思います。
今はドッグカフェで犬も一緒に家族とご飯を食べたり、おうちの中でも、犬から先に食事を与え、満足してウトウトしている間に家族が食事を済ませることもありますし、いつもそばにいたい犬は飼い主さんと一緒に寝たいのです。
賛否両論ありますが、飼い主さんと愛犬が絆を深めることで、人にも犬にも得られる効果は高いでしょう。
飼い主さんと犬が見つめ合うとオキシトシンという愛情ホルモンが分泌され、より相手が愛おしくなり、深い絆が形成されます。オキシトシンが上昇すると、今度は犬の方から飼い主さんと目を合わせようと見つめてきてくれます。
オキシトシンが分泌されると、お互いの免疫力が上がり、感染症予防につながり、記憶力がアップされ、心臓の機能を上げるなどの効果もあると報告されており、健康寿命にもつながります。
また、ペットを飼っているお年寄りには認知症が少ないそうで、子供は犬と一緒にいることで知育の発達につながると言われていますが、これも人と犬との見えない絆によるものなのではないでしょうか。
アイコンタクトによってオキシトシンが分泌され健康につながるという報告がある以上、飼い主さんと愛犬が家族として愛情を深めることで健康寿命につながると私は思います。
犬は言葉を発することはできませんが、飼い主さんがつらい時、悲しい時、苦しい時などいろんな感情を、ただただ黙って寄り添ってくれている感じがします。
犬のすごいところは、なんでも受け入れてくれることです。
飼い主さんのどんな状況でも受け入れて、それを無償の愛に変えてしまうのです。
人も犬も健康寿命を延ばすには、食事や生活習慣の見直しはもちろんですが、ストレスのないリラックスした環境がとても大事です。
逆にいえば、ストレスの高い環境は犬の寿命にも関わってきます。
犬がリラックスするには、飼い主さんがいつもニコニコ笑って元気に過ごすことが、犬にとってもとても大切なことです。
「一緒にいて楽しい」が犬の心の免疫力のバランスを整え、飼い主さんとの絆が深まるほど犬の長生きにつながり、あまり構ってあげず、ほったらかしに放置しておくことはなんらかのトラブルが起こり、健康寿命を縮めてしまいます。
飼い主さんとのコミュニケーションがしっかりとれていれば、ストレスで体を舐めて皮膚トラブルになったり、室内でのイタズラも減ってくるでしょう。
是非、たくさん遊んで、たくさん見つめ合って、たくさん楽しい時間を一緒に過ごして、犬の心を満たしてあげましょう。
虎鉄ちゃんを連れて日光江戸村に行ったときの動画です。
犬も入れる施設がたくさんあるので良ければ是非皆さんも
犬連れ旅行の参考にしてみてくださいね。
チャンネル登録もよろしくです。笑。