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嫌味な人には感謝しよう

皆さんの周りには「嫌味な人」っていますか?

わたしはこれまでの人生で、何人もの「嫌味な人」に出会ってきました。

その度に、「この人、どうしてわざわざこんな言い方をするんだろう…」と疑問に思い腹を立てていたのですが、心理学や対話術を学び、自身が言葉と心の専門家として活動するようになって気づいたことがあります。

それは、「嫌味な人にこそ感謝しよう!」ということでした。

嫌味な人の心理

そもそも、嫌味な人って、どうして嫌味をいうのでしょう?

これまで何百人という方とお話したり対談をしてきて、わたしは「嫌味な人」に関するある共通点に気が付きました。

それは、
「嫌味な人=自己評価と他者評価に乖離があり不満を持っている人」だということです。

ここからは多少の独断と偏見が入りますが、嫌味な人というのは、

「自分はこんなにすごくてこんなに優秀でこんなに偉いのに、なんで誰も敬ってくれないんだ!認めてくれないんだ!」

という不満をお持ちの方が多い。

そして、その方に対する周りの評価は、

「あの人、プライド高いわりにはたいして仕事できないし、面倒くさいからあんまり関わらないようにしておこう…」

という感じです。

嫌味な人は周りから褒められない&評価されないので、自分で自分がいかに優れているかを証明する必要がある。(…と、ご本人は思い込んでいる。)

なので、上から目線の発言、人を見下すような発言、嫌味を言うことで、「自分のほうがあなたより正しくて優れているんだ」というマウントを取ろうとしている、というのが、嫌味な人の行動パターンのように感じます。

嫌味な人は根っこの部分では臆病であったり小心者であることが多いので、自分よりも気が強い人ではなく、おとなしくて控えめであまり言い返さないような人(繊細さんや内向型さん、部下や後輩など立場の弱い人)に嫌味をいうことがほとんどです。

優しい人や良い人ほど、標的にされやすいのですね。


嫌味な人への対処法は「ありがとう」

以上のように書きましたが、良い人ほど馬鹿を見る世の中なんて嫌ですよね…!

自分の機嫌取りのために人を傷つけて良い理由なんてありません。優しい人や良い人ほど報われる社会であってほしいと本気で思います。

ですから、もし嫌味を言われたら、こう言ってみてほしいんです。

にっこり微笑んで、「ありがとう」


……なんで「ありがとう」なの!?、と思った方もいると思います。

ひとつ目の理由は、「予想外のことを言われると人は戸惑うから」です。

嫌味な人は、自分が嫌味をいったことで、相手がネガティブな反応をすることを想定しています。怒ったり、ムッとしたり、悲しんだりするだろうと予想しているはずです。

ですから、予想とは違う反応をされると「この人、なんか自分の思い通りにならないな…」と戸惑い、次第にあなたを嫌味をいう対象から外すようになります。

ふたつめの理由は、「感謝の言葉はあなた自身の心を豊かにするから」です。

ネガティブな言葉を使っていると、思考も、人格も、姿勢や顔つきまでネガティブになってきます。

ポジティブな言葉を使っていると、口角があがり、目が輝き、心が満たされて気持ちが晴れやかになります。

人間の脳は意外と単純なので、自身の言葉に影響されやすいんですね。

嫌味を言ってくる人から、わざわざネガティブを頂戴する必要なんてありません。

自分の中から前向きで明るい言葉を生み出すことで、あなた自身が豊かにしていきましょう。

もし嫌味をいわれたら、

「教えてくれてありがとう」
「わたしのためにアドバイスをありがとう」

と感謝を伝えてみてください。

実際、嫌味な人は、悪いお手本になってくれています。

自分はこうなるまい、という見本をみせてくれてありがとうございます、という気持ちで接してみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました♪

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