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世界レベルの技で魅了 欧州組女子が女川集結 早稲田大と復興支援マッチ

 東日本大震災の被災地をサッカーで応援しようと、海外で活躍する女子選手と大学チームによる「欧州女子集結チャリティーマッチ2022IN女川」が19日、女川スタジアムで開かれた。スペイン2部で活躍する千葉望愛選手(31)らが特別チーム「プロタゴニスタ」を結成し、昨年度の全日本大学女子サッカー選手権覇者の早稲田大学ア式蹴球部と対戦。試合は1―5で敗れたが、随所に世界レベルの技能を見せつけた。

欧州組が世界レベルのプレーの披露した

 試合は、欧州組集結マッチ実行委(寺田美穂子委員長)主催。海外でプレーする女子サッカー選手の貴重な国内試合を通じ、震災被災地の復興の姿を発信し、大学女子サッカーの合宿地として活用してもらうきっかけにもつなげようと企画。スペイン2部グランカナリア所属の千葉望愛さんが発起人で、昨年7月の石巻開催に続いて2回目となった。

 この日は、千葉選手のほか、イタリア、ポーランド、クロアチア、スペインで活躍する日本人選手12人が参加。町民ら345人が来場し、試合の運営主管を社会人サッカーチームの「コバルトーレ女川」が担った。

 試合は早稲田が前半14分に左サイドから展開して先制すると、今度は38分に元マイナビベガルタ仙台レディースで活躍し、現在イタリアのサッスオーロ所属の三橋眞奈選手が同点ゴールを挙げるなど白熱した試合を見せた。

 後半ロスタイムに早稲田の猛攻を受け失点したものの、随所に世界レベルの動きを披露した。千葉選手は「今後も定期的に試合をして女川や真新しいスタジアムの魅力を発信できれば」と語っていた。【横井康彦】





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