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美ボディで2大会制覇 ISHIKAWAジム 小松さん トレーニング始めて1年

 ISHIKAWAトレーニングジム=東松島市大曲=所属の小松有紗さん(35)=同市野蒜=が7月に岩手県、8月に宮城県でそれぞれあったビキニフィットネスで初出場、初優勝を成し遂げた。トレーニングを始めてわずか1年。来月は全日本大会が控える。「今の生活リズムを変えずに臨みます」。3児の母でもある小松さんの挑戦が始まった。

 「素直にうれしいの一言。無理のないトレーニングを食生活と合わせて継続し、習慣化できるようになった成果」。小松さんの声が弾む。フリーヨガインストラクターであり、最初は独学でトレーニングしたが、思わぬトラブルに見舞われた。

 「実は救急車で運ばれたことがあり、しかも過労で…」と苦い経験。知人の紹介でジムに入った。「2カ月ほどで効果が実感でき、体にメリハリが出てきた」。1日20分前後の集中したトレーニングであり、家族の支えもあって生活リズムを変えることなく続けてこられた。

 ビキニフィットネスは体形のバランスや肌の質、メイク、髪型など女性の美しさを総合的に競う。岩手県の大会(7月31日)では158センチ以下級と158センチ超級を制し、総合優勝。宮城大会(8月11日)は158センチ以下級で制した。

 特に宮城は昨年の上位3人が出場する実力者ぞろい。「ベストを尽くすのみ」。岩手大会と同じように平常心で臨むことができた。

 県大会で3位以内に入ったことで、9月18日に神奈川県であるオールジャパンマスターズフィットネスの出場権を得た。ここで上位に入れば来年度の同大会出場権も得る。ただし集まってくるのは各県の上位者。簡単にはいかない。

 ジムオーナーの石川栄一さん(66)は、プロポーションとダイエットの極意で
①自身の骨格や体質に応じたトレーニング
②食事のタイミングと内容
③生活全般のリズム

―を挙げる。「1年間コントロールしてきた結果。ただし全日本では、もう少し筋量が必要。完成度の高いポージングでどこまでカバーできるか」と見ている。

 小松さんは「筋肉の密度を高め、アウトラインを作り込む。後は生活リズムを変えず今まで通りで」。リラックスと楽しむことを忘れず、初めて全国の舞台に立つ。【外処健一】





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