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「赤井官衙遺跡群」国史跡へ 文化審が答申 里浜貝塚以来、東松島で2例目

 文部科学省の文化審議会は20日、古代の役所跡などが残る「赤井官衙(かんが)遺跡群」=東松島市赤井、矢本地区=を含む全国12件を新たに国の史跡に指定するよう文部科学大臣に答申した。今後は官報告示を経て、県内36カ所目、石巻地方では平成7年に指定された「里浜貝塚」以来3カ所目の国の史跡に指定される。【横井康彦】

矢本横穴

国指定の史跡として答申された矢本横穴

 同遺跡群は飛鳥時代中期から平安時代初頭まで営まれた石巻地方の前身となる古代牡鹿郡のもの。「赤井官衙遺跡」は、昭和61年から内容確認調査や公園造成工事に伴う発掘調査から、役所機能を持つ牡鹿郡家跡(おしかぐうけあと)や豪族の居宅跡、遺跡を守る城柵「牡鹿柵」跡が確認されている。その南西4.5キロに位置する「矢本横穴」は、赤井官衙遺跡の官人や関東からの移民集団の墓域と考えられている。

赤井官衙遺跡

赤井官衙遺跡

 関東からの移住者を中心とした集落形成やそれらを基にした郡家や城柵の造営などの変遷をたどれるほか、蝦夷(えみし)の居住域内における官衛の実態や郡司らの出自をたどることができ、律令国家成立期の東北経営を理解する上で重要な遺跡となっている。

 20日は文化審議会の文化財分科会での審議、議決を経て文部科学大臣に対して赤井官衙遺跡など12件を国の史跡に指定するよう答申。このほか、大崎市や栗原市の建造物5件も国の登録有形文化財となる見通し。


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