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石巻・東松島・女川のグルメ紹介 観光客にもピッタリ!

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石巻市・東松島市・女川町の飲食店を紹介するマガジン。石巻日日新聞社の記者が一軒ずつ丁寧に取材し、店主の思いやイチ押しの一品などをご紹介します。ランチや夜のお店選びにご覧ください。… もっと読む
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#老舗

石巻グルメ ジャンル別ナビページ

マガジン「石巻地域の美味しいナビ~気になるお店~」は、石巻地方のおすすめ飲食店の一覧です。石巻日日新聞社の記者が一軒ずつ丁寧に取材し、店主の思いやイチ押しの一品を聞きました。旬の海鮮料理はもちろん、ラーメン、おそば、定食、洋食、中華も!食材王国石巻のグルメを家族のだんらんに、友達との交流に、そして新たな発見に、ご活用ください。随時、地域の新店舗を紹介していきます。お楽しみに! ※掲載店の情報(価格、メニュー等)は石巻日日新聞掲載時のものです。 石巻日日新聞の紙面では毎週土曜

丹精込めたまちの弁当屋さん|野田や(石巻市中央)

 石巻市中央一丁目の中央一大通りに店を構える弁当店「野田や」。丁寧に作られた手作りのお弁当が地域の人たちに親しまれている。手ごろな値段かつボリューム満点なのが魅力で、お昼時には多くのサラリーマンなどが買い求めている。 手頃な値段でボリューム感 同店の創業は昭和56年。元々は下駄屋を営んでいたが、時代の変遷で弁当屋として再出発した。どの時代でも飲食業は必要とされる職種で、これまで40年間、地域に愛され続けている。野田恵一社長は「常連の人たちに支えられてやってこられた」と話す。

地域に親しまれる本格中華|中国料理 揚子江(石巻市不動町)

 40周年の中国料理「揚子江」は、地元で「生活の一部」と親しまれる老舗だ。場所は変わらず、令和3月25日にリニューアルオープンし、強い火力と自家製の調味料で作る本格四川料理で市民をピリッと元気にする。 旧北上川沿いの場所は変わらず新しくなった店舗 これぞ本格四川 絶品エビチリ  店を代表するメニューと言えばエビチリ(ぷりぷりエビのチリソース)。大きなエビに辛さ控えめな自家製トウバンジャンのソースがからみ、一口頬張ると幸福感で思わず笑みがこぼれる。大みそかにはエビチリお重を

優しくなじむ長年の味|和洋菓子おおむら(東松島市矢本)

 「和洋菓子おおむら」は矢本商店街で昭和30年代から営業している。がんづきやまんじゅう、ケーキなどの優しい味わいは「やっぱりおおむらさんのでないと」と地域住民に長年、親しまれている。 矢本商店街の一角に立つ店 地元銘菓のまんじゅう  店主の大村祐幸さんと妻の喜美恵さんが切り盛りする。もともとは先代が和菓子屋として開いた店であり、祐幸さんは高校卒業後に関東や県内の菓子店で6年間修行。実家に戻ると、昭和55年の改装に合わせて洋菓子も販売するようになった。 地元で長年愛されて

パンを手作りして百余年|萬楽堂(石巻市立町)

 手作りパンと和洋菓子の店として親しまれている萬楽堂は、大正3年の創業。店内には香ばしいにおいが広がり、60種類を超えるパンやケーキ、和菓子が並んでいる。どれも見た目も美味しそうで、選ぶ楽しみがあるのもうれしい。 創業から百年以上地域に愛され続けている萬楽堂 午後には売り切れも  同店は東日本大震災で甚大な被害を受けたが、平成25年に再建した。変わらぬ味で地域の人たちに愛され続けている。手作りと焼きたてにこだわっており、パンの仕込みは開店7時間前の毎日午前2時ごろからスタ

懐かしさに安らぐ大衆の味|食堂パレス(石巻市住吉町)

 昭和26年に創業した「食堂パレス」は、昔から変わらない味で地域住民に親しまれている大衆食堂だ。提供するご飯ものや麺類はどれも定番メニューで、決して奇はてらわない。そのどこか懐かしさを感じさせる安定の味こそ、長く愛され続けてきた秘密なのだ。 かわいらしい文字の看板と、威厳ある文字ののれんが目印 変わらぬ黄色いカレー  「パレス(=宮殿)」という店名は創業者の佐々木喜見さんが関東に修行に出た際、現地のにぎわっていた店の名前にあやかって命名。当時の石巻地方では「ずいぶんハイカ

甘さ控えめモチモチ食感|てらさわ小進堂かいてん焼き石巻店(石巻市向陽町 )

 登米市豊里町の名物と言えば、てらさわ小進堂の「かいてん焼き」。小麦粉生地に自家製あんをたっぷり詰めており、素朴ながらも本格的な味は多くの人をとりこにする。平成28年10月には石巻地方にも進出し、「かいてん焼き石巻店」(寺沢和土店長)がオープンした。 国道45号の交差点そばに立地し、オレンジ色の看板が目印 素朴ながら本格的な味  かいてん焼きは西日本で使われる大判焼きの地方名。「焼くときに鉄板上で返す動作に由来しているのでは」と寺沢店長。名称だけでなく、見た目も味も一般的

しょうゆベースの焼きそば|小西湖(石巻市不動町)

 石巻市不動町の住宅街にひっそりと佇む中華料理の隠れた名店「小西湖(しょうせいこ)」。昭和38年の開店以来、半世紀を過ぎても当時と変わらぬ味がここにあり、多くの常連客が愛してやまない。テーブル席が4卓というこじんまりとした店だが、どこか実家に帰ってきたかのような安心感が漂う。飽きのない味付けは客を増やし続け、今も口コミで広がりを見せている。 住宅街の路地を一本入ったところに佇む 口コミで人気広がる約70種類を超える豊富なメニュー。一押しの焼きそば(税込850円、スープ付き

四季感じるこだわり料理|お食事・仕出し 松竹(石巻市中央)

 こだわりの料理、店内の雰囲気などトータルで食事を堪能できる老舗飲食店「松竹」(阿部久利社長)。2代目店主の阿部社長が「量より質」で満足させる創作和食を追求し、店内の雰囲気にもこだわるなどもてなしの引き出しを増やそうと精進を重ねる。今月下旬には、冬の食材を使ったランチの限定メニューも始める。 地域の舌を満足させ続ける老舗料理店「松竹」 老舗の味がランチでも  松竹を営む有限会社阿部新は、江戸時代に廻船問屋として創業。その後、旅館事業を始め、40年ほど前から関連事業として「

くるみゆべし一筋|ふしみ屋菓子店 (石巻市丸井戸)

 「くるみゆべし」一筋の全国的にも珍しい専門店。ごろごろと入った香ばしいクルミと甘辛い餅の食感が絶品で、思わずほおが落ちそうになる。お茶請けや贈答品、ちょっとした手土産にもってこいだ。 国道108号に面した店舗 全国でも珍しい専門店茶請けや贈答品に  粉末状にした県産のもち米(みやこがねもち)を砂糖としょう油で味付けして練り、せいろで1時間以上蒸して作る。ゆべしは柚餅子と書き、古くはユズを用いた保存食。東北ではクルミの入ったゆべしが一般的だ。 石巻市民に長く愛される「く

歴史と伝統が息づくうな重|割烹・八幡家(石巻市中央)

 大正2年の創業以来、厳選した素材のみを使って味の花を器の中に咲かす。四代にわたる伝統がここにある。 各種宴会に対応できる大広間を完備 歴史ある老舗のうな重 屋号は初代の阿部喜一さんが多賀城村(現多賀城市)の八幡出身であることに由来。二代目の喜代司さんは太平洋戦争後の困難を切り抜け、三代目の一喜代さんが親しみやすい店の形を作り上げた。  そして現在、店を切り盛りするのは女将兼板前で四代目の紀代子さん。店舗は東日本大震災で壊滅状態となったが、「このままでは終われない」と平