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丹精込めたまちの弁当屋さん|野田や(石巻市中央)

 石巻市中央一丁目の中央一大通りに店を構える弁当店「野田や」。丁寧に作られた手作りのお弁当が地域の人たちに親しまれている。手ごろな値段かつボリューム満点なのが魅力で、お昼時には多くのサラリーマンなどが買い求めている。

中央一大通りに構える店舗

手頃な値段でボリューム感

 同店の創業は昭和56年。元々は下駄屋を営んでいたが、時代の変遷で弁当屋として再出発した。どの時代でも飲食業は必要とされる職種で、これまで40年間、地域に愛され続けている。野田恵一社長は「常連の人たちに支えられてやってこられた」と話す。平成23年の東日本大震災では甚大な被害を受けて一時閉店したが、半年後には再開。その後の中央一大通りの道路拡幅に伴って、平成30年に現在の店舗となった。

手作りで丁寧に調理されたお弁当は、家庭的な優しさにあふれている


 定番は「焼肉弁当」(税込み560円)。自慢のしょうゆベースのタレで焼き上げた国産の豚肉は、コク深い甘さでご飯との相性もバッチリ。ほかにもみそトンカツ弁当(580円)やトリテリ弁当(560円)もあり、手ごろな値段で選択肢も多い。
 最近人気なのは、黒コショウとニンニク、しょうゆで味付けした「豚バラ丼」(480円)。忙しい時、がつがつ口にかき込める。ほかにも単品の惣菜やおにぎりも豊富で、すべてが丹精込めた手作り。地元に長く愛されるお弁当屋さんならではの、家庭的な味わいが特徴だ。

「地域に愛され続けてありがたい」と話す野田社長


 野田社長は「お客さんからもらう『おいしかった』の一言が一番うれしい。これからも多くの人に喜ばれる、手ごろでおいしい弁当を作り続けたい」と話し、仕込みに精を出していた。

お店情報

野田や

▽住所=石巻市中央一丁目6―12
▽電話=0225―22―4401
▽営業時間=6~16時(無くなり次第終了)
▽定休日=日曜日、祝日(臨時休業あり)


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