見出し画像

Km .0.000 🌈

ついに到着!!地の果て!!!

Hola!!!!

今日も朝から天気が悪くどこかやる気が出ない…
やる気が出ないのを天気のせいにしているし、
雨=天気が悪いと言うのも天気に対して失礼。
天気が悪いんじゃなくて自分のコンディションが悪いだけ。天気は雨なだけ。

草花にとっては雨が降れば、
『おい!今日雨だぞ!!最高かよ!!』
って気分なんだろうね。

野球部にとっても、
『おい!今日室内練だって!!神!!!!』
なんだろうね。
雨は悪くない。雨悪者にしてごめんなさい。

そんなこと言っても雨は苦手だ。濡れるから。
てかなんで雨って濡れるんだ??
あ…やめとこ

なんてことを考えながらカフェに入る。
灯りがどこか夕焼けの色に似ていて、心地が良い。

またもやチュロス!
一昨日お会いできた🇯🇵👩の方に
『カフェコンレチェ!』で注文することを教わってから毎日美味しいcaféをいただいている。
ありがとうございます😊

今日は次の街のdonationのAlberugueに行く予定だ。
開場が16:00で歩いて約1時間で到着するからだいぶ時間に余裕がある。

雨が落ち着いたから、外に出てみた。
どんより雲が空に被さっている。

と思ったら急な雨
お腹も空いていたしお昼休憩をする。

美味しかった。すごく美味しかった。
お腹も満ちたから、ゆっくり歩き出す。
30分程度前に到着予定だからゆっくり歩く。

ここにもホタテ!!もしや無くしたホタテ??

Albergueに到着!
僕はこういったマニアックな宿が大好き。
だって似たような人しか集まらないから。

覗くとホスピタレイトの人がタバコを咥え出てきた。

僕)『ここに泊まらせてください!』
ホ)『まだ時間あるからフィステーラに行きな!』
僕)『ここに泊まらせてください!!』
ホ)『いいから行きな!BuenCamino☺️』
僕)『え??…』
ホ)『んじゃ!🚗💨』

と言うことで、急な展開。
本日で旅は終了です。

行くしかないなら行くしかない!
急に空が晴れた。(え?なんで??)

残り11km

森を抜けるとなんだかピカピカ広がる何かが見える。

海だァァ!!!
しかも、ちゃんとしてる海!ざぶーんって聞こえる!

ちゃんと海の音がする。
なんで波って起こるの?と単純に思った。

気がついたらフィステーラの街に入っていた。
アルベルゲに荷物を置いて身軽で最終地点へ向かう。

アルベルゲから歩いて1km。
んーーーなんか違くないか。

いままで一緒に旅をしてきた荷物たちをロッカーに入れて自分だけ最終地点に行く事に少し憤りを感じた。
きっと荷物たちも、最終地点に行きたいはず。
だって、ずっと一緒に旅をしてきたからね。
迷った挙句取りに戻った!

振り返ると特大の虹が出ていた。
荷物が呼んでくれたんだね。
僕が後ろを振り向くと歩いていた人たちも振り返る。
『うわぁ〜虹だ〜気づかせてくれてありがとうね』
と言われて嬉しかった。
ハバナイスデイって言われて、あっ!英語の教科書で聞いた言葉だ!ってなった。

この光景はきっと忘れない。

アルベルゲに戻ると、宿のみんなが
『えー?行ったんじゃないの??』
『なんで荷物持ってくの??邪魔でしょ!!』
とかいろいろ言われたが僕なりのこだわりがある。

コーラを買って再スタート!
きっと人生だって何度振り返ってもいいんだよね。

残り1キロ!

きっとdonationのアルベルゲの人も今日は晴れるから行きなって言ってくれたのかな。

束の間。

突然の嵐。
まじの突風。 体が持ってかれそうになる勢い。
ガードレールに捕まりながら耐える。

きっと、人生もそんなうまくいかないって事だよね。

さっきの風で木が折れたんか。

またもや晴天。
人生転んでもまた晴れるって事なんかな。

残り300m
後ろの虹がかわいい。
旅が本当に終わってしまうと思い少し悲しくなった。

しかし、無我夢中に最後は走った。

この旅で出会った人たちの事を思い出す。
思い出すみんなの顔は必ず笑顔だ。
この巡礼は楽しいだけではないはずなのに、
僕の脳裏には悲しい顔がひとつも出てこない。
きっと、何かを隠しての笑顔であったり無理矢理の笑顔もあるだろうがそれはそれで良い。
みんなの脳裏に浮かぶ僕の表情はどんなだろう?

到着!!

約900kmの旅が終わった。

見渡す限り北大西洋

ありえないほど美しい景色。
この景色は一生忘れん。


突然のスコール
と思ったら、

突然の快晴。

天気の機嫌は不安定。

ぼーっと海を眺めていると
🇵🇭👵ジジと🇺🇸👨ジョンソンが!!
え??なんでいるの笑
そういえば、ゆっくり歩いてるって言ってたもんね!
2人は、1ヶ月以上前に一緒に木の実を食べた人たち。

嬉しい!喜びを共有する。
僕たちはまたどこかで必ず会えるよね。

世界の人たちは優しくて海は大きかった。

数分先の天気も分からないのに、数十年先の未来があたかも分かってるような顔をして、雨が降るかのような冷淡な顔で俯き過ごしていた数ヶ月前の自分が少し恥ずかしく思えてきた。

宿に着くと、おかえりって。
いや!実家より実家かよ!!!!

明日は、フィステーラ探索だ。

ぼくの旅はまだまだ続く。


お楽しみに。


でわ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?