それは病気じゃない、おめでとう。
気持ちが煮詰まってしまった状態で
どうにもならなくて整体指導を受けに来られた方がいる。
カラダが変化すればこころは自然と変化する。
すぐに気分が楽になったみたい。
それでときどき来室されるようになった。
何度目かの整体指導のあとから鼻水が止まらないと
心配になって相談を受けた。
ところがその方は医師から慢性副鼻腔炎の手術を勧められていた。
だとすると止まらない鼻水は副鼻腔の大掃除。
やっと始められた大掃除の鼻水を止めるだなんて。
とんでもない。
自力で掃除ができないから副鼻腔に鼻水を溜め込んでしまった。
それが自力で掃除できるようにカラダが変化したってことは
本来ならば喜ぶべきことなの。
診察をされたお医者さんも副鼻腔の中に溜まっている鼻水が減っているからと手術は様子見になったらしい。
ところが止まらない鼻水=病気
なんて見方を本人が持っていると
本来待ちわびた鼻水のはずなのに不安になってしまう。
酷い人だと怯えてしまう。
これって、やっぱりカラダに対する信頼がないからなんだよね。
カラダの変動=病気
そして病気は専門家や薬を使わなきゃ治らない。
そうやって長らく生きていた人はカラダに対しての信頼などない。
カラダに備わっている自然治癒力を信じることなんて出来ない。
無力な「わたし」
だから不安だらけ。
ところがカラダには異常を感じると回復しようとする働きが備わっている。
それこそが自然治癒力であり、免疫と言ってもいい。
そもそも免疫力がなければ、あなたは生きてすらいない。
細菌やウイルスと共存して生きる運命である地球において
今まで生きて来られたって事実が免疫力が働き続けてきてくれたことを示している。
副鼻腔に排泄できない鼻水を何年も抱えている状態こそが異常なんだと理解できると
鼻水が排泄できるようになったことが異常だなんて見方は消えてしまう。
とんでもないでしょ。
鼻水が止まらないってことが
実はおめでとうなんだってことが腑に落ちてくると
カラダに対する信頼が育ってくる。
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